事件【放射能漏れ】低濃度汚染水、海中放出ほぼ終了2011.4.11 11:05

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【放射能漏れ】
低濃度汚染水、海中放出ほぼ終了

2011.4.11 11:05

 東京電力の福島第1原子力発電所事故で、同社は10日、集中廃棄物処理施設などにある比較的濃度の低い放射性物質(放射能)汚染水を海に放出する作業をほぼ終えた。またタービン建屋の内外にたまり、原子炉の冷却機能復旧を阻んでいる高濃度汚染水の除去に向けた作業も本格化させた。

 10日までの作業で、集中廃棄物処理施設の汚染水の大部分を海に放出。汚染水が残っているかどうかを確認している。5、6号機の低濃度汚染水を海に放出する作業も9日に完了した。

 1~3号機のタービン建屋地下や配管トンネルにある高濃度汚染水は、建屋内の復水器や集中廃棄物処理施設に移す計画だ。2号機では、復水器の水を別のタンクに移す作業を9日に完了。10日には配管トンネル内の汚染水をくみ上げ、復水器に移すためのホースの敷設作業を行った。1号機の復水器の水を別のタンクに移す作業も終えた。

 また、放射性物質を帯びた構内のがれきを撤去するため、無線でショベルカーなどを遠隔操作するシステムを本格導入。また小型無人ヘリコプターを上空150メートルに飛ばし、原子炉建屋などの状態を確認した。

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