避難所の不衛生、寒さ…震災関連死疑い282人
読売新聞 4月11日(月)14時33分配信
拡大写真 |
読売新聞 |
避難所の寒さや衛生状態の悪さから持病が悪化するなどして亡くなる「震災関連死」の疑い例が、岩手、宮城、福島3県で少なくとも282人に上ることが、読売新聞の災害拠点病院などのアンケート調査でわかった。被害が甚大だった岩手沿岸の病院では未回答のところも多く、人数がさらに膨らむのは必至だ。避難所の劣悪な状況はあまり改善されておらず、専門家は「関連死が拡大する速度は、阪神大震災や中越地震の時と比較にならない」と警告している。
調査は、災害拠点病院と主な2次救急指定病院の計113病院に、3月末までに被災した影響で持病悪化や新たな発症で亡くなった患者数を聞いた。56病院から回答があり、3県24病院が該当ケースがあるとしている。282人の内訳は、宮城214人、福島63人、岩手5人。大半が高齢者とみられる。
最終更新:4月11日(月)14時33分
この話題に関するブログ 5件
関連トピックス
主なニュースサイトで 災害関連死 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 石巻・大川小の悲劇、被災時の詳細明らかに写真(読売新聞) 4月9日(土)14時42分
- <地震>福島、茨城で震度6弱=午後5時16分写真(毎日新聞) 4月11日(月)17時20分
- 「国に裏切られた」 計画避難に住民ら怒り写真(産経新聞) 4月11日(月)20時53分
- 「チェルノブイリに並ぶ」と速報=福島原発事故評価―外国メディア(時事通信) 4月12日(火)12時2分
- 全電源喪失、国は「考慮する必要はない」と解説(読売新聞) 4月9日(土)8時33分