政治【東日本大震災】TPP判断先送りを示唆 菅首相、震災で検討中断2011.4.12 20:11

  • [PR]

[政治]ニュース

  • メッセ
  • 印刷

【東日本大震災】
TPP判断先送りを示唆 菅首相、震災で検討中断

2011.4.12 20:11

 菅直人首相は12日の記者会見で、6月に判断予定だった環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加の是非について「今回の大震災はいろんな分野に大きな影響を与えている。その影響も勘案しながら今後の扱いを検討したい」と述べ、あらためて判断の先送りを示唆した。

 東日本大震災の発生以降、経済産業省や国家戦略室などのTPPを担当する部局は震災対応のために事実上、検討作業を停止している。福島原発事故への対応は長期化が確実な情勢となり、大幅な先送りは避けられない見通しだ。

 政府は「食と農林漁業の再生実現会議」で、TPP参加の判断の前提となる農業改革の中間報告を3月中に取りまとめる予定だったが、震災以降、会議は中断。被災地周辺の農業や漁業は甚大な被害を受けており、議論の前提自体も大きく変わっている。

 

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital