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[地方]ニュース
【押収資料改竄】判決で犯人隠避に触れず 江川紹子さん「幕引き、茶番劇」
2011.4.12 13:18
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大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)事件で、証拠隠滅罪に問われた元主任検事、前田恒彦被告(43)に12日、大阪地裁が下した懲役1年6月の判決。検察官が捜査の見立てに合うように証拠を改竄するという異例の犯罪に手を染めた前田被告に対し、地裁は厳しく断罪し、実刑判決を言い渡した。ただ、改竄後の上司による隠蔽(いんぺい)については一切言及しなかった。今秋にも始まる犯人隠避事件の公判への影響に配慮したとみられる。
元特捜部長ら公判へ準備
故意の改竄と知りながら隠蔽を図ったとする犯人隠避罪で起訴された元特捜部長、大坪弘道被告(57)と元副部長、佐賀元明被告(50)は「前田被告から誤って証拠品を書き換えたと報告された」と無罪を主張。公判では、当時の検事正や同僚検事らが証人となる波乱含みの攻防が予想されている。
わずか2回の審理を通じて、前田被告は改竄に手を染めた動機について、郵便不正事件の構図と整合しない証拠があれば公判が紛糾し、上司だった大坪被告から叱責されると恐れた-などと説明。発覚後、隠蔽指示に従ったことまで上司に責任を転嫁するような供述を繰り広げた。
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