高木義明・文部科学相は15日朝の福島第1原発2号機の爆発などを受け、全国に設置され、大気中の放射線量を計測する「モニタリングポスト(自動観測局)」の測定値を早急に分析し、文科省に報告するよう全都道府県に指示した。
測定は終日継続的に行う。東日本大震災が起きた11日以降、1日1回の測定と報告を指示していたが、15日朝に身体に影響があるレベルの放射性物質が漏れていることが確認され、大気の流れなどで拡散する可能性があることから全国的な分析が急務と判断した。【篠原成行】
毎日新聞 2011年3月15日 東京夕刊