首相「東電からの報告が遅かった」…原発事故
事実のみを記述します。評価は、皆様にお任せいたします。
菅首相は13日、首相官邸で社民党の福島党首と会談した。東京電力福島第一原子力発電所での爆発事故に関する情報開示が不十分との指摘が出ていることについて、「東京電力からの報告が遅かった」と述 べ、同社にも責任があるとの考えを示した。福島氏が「国が的確に早く情報を入手すべきだ。政府の対応は遅い」と批判したのに答えた。福島氏は、原発事故に関する担当相を置くことも求めた。(2011年3月13日23時34分 読売新聞)
福島第1原発の1、2号機が運転停止 読売新聞 3月11日(金)18時26分配信
福島県災害対策本部では11日午後、福島第1原発1、2号機について、放射能漏れの恐れがあることが報告された。地震のため、両機とも運転を停止したが、原子炉を冷却するシステムが復旧しないという。同本部によると、2~3日は問題ない見通し。最終更新:3月11日(金)18時26分
福島第一原発へ電源車が出発3月11日 19時5分
福島県対策本部の午後6時の発表によりますと、福島第一原子力発電所の1号機と2号機で、原子炉を安全に冷やすための非常用の発電機がすべて使えなくなり、東京電力の電源車8台が福島第一原発に向かっているということです。また、陸上自衛隊の福島駐屯地からも電源車1台が福島第一原発に向 かっているということです。
福島第1原発、冷却機能停止=放射性物質放出の恐れも-周辺住民に避難指示
三陸沖の大地震で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機で、11日夜、原子炉の冷却機能が停止した。同1号機では原子炉格納容器内の圧力が上昇、東電は原子炉の破損を防ぐため、圧力を逃がす操作の検討を始めた。この操作により、外部に放射性物質が放出される恐れも ある。政府は11日、原子力災害非常事態宣言を発令、半径3キロ以内の両町住民5862人に緊急避難を指示。半径3~10キロ圏内の住民4万5345人に対しても屋内待機を指示した。県によると、3キロ圏内の住民全員が避難を終えた。経済産業省原子力安全・保安院と東電によると、同原 発は運転中の1~3号機すべてが地震直後に自動停止した。非常用ディーゼル発電機が故障し、2号機は冷却機能を停止したため、電源車を派遣し、復旧作業を進めている。一方、1号機では、通常400キロパスカルの格納容器内圧力が、600キロパスカルまで上昇。格納容器が破壊される恐れが生じたため、東電は圧力を逃がす操作を検討。操作に伴い、外部に放出される放射能の量や影響を調べている。2号機の原子炉冷却水の水位は、燃料棒の最頂部より約3.5 メートル高い位置で維持されている。水位が低下すると燃料棒が露出し、放射能漏れの恐れがあるという。
また、福島第2原発(同県富岡町、楢葉町)も1~4号機が自動停止。東京電力によると、1号機の原子炉格納容器内の圧力が上昇し、午後5時35分に非常時に炉内に冷却水を注入する「緊急時炉心冷却装置(ECCS)」が自動起動した。保安院によると、冷却水は確保されているとみられるが、 2、4号機は冷却のため海水を取り入れるポンプの動作確認が津波の影響でできなくなっているという。東京電力によると、福島第2原発の排気筒ク レーン操縦室で作業員1人の死亡が確認された。同第1原発では、タービン建屋内にいた同社社員2人の所在が確認できないという。(2011/03 /12-03:01)
東電モニタリングの結果
午前3時00分 正門 69 nGy/h 0.001μSv/h未満
10分 正門 66 nGy/h 0.001μSv/h未満
20分 正門 69 nGy/h 0.001μSv/h未満
30分 正門 68 nGy/h 0.001μSv/h未満
40分 正門 66 nGy/h 0.001μSv/h未満
50分 正門 64 nGy/h 0.001μSv/h未満
午前4時00分 正門 69 nGy/h 0.001μSv/h未満
<<<ここで重要事象が生じたと考えられます>>>筆者注
40分 正門 866 nGy/h -
50分 正門 1002 nGy/h -
午前5時00分 正門 1307 nGy/h -
10分 正門 1590 nGy/h 0.001μSv/h未満
30分 正門 3.29μSv/h 0.001μSv/h未満
40分 正門 4.92μSv/h 0.001μSv/h未満
午前7時50分 正門 4.97μSv/h 0.001μSv/h未満
首相動静(3月12日)時事通信 3月12日(土)5時57分配信
午前5時31分、執務室を出て、内閣危機管理センターへ。午前6時8分、同センターを出て官邸エントランスで大地震を受けたコメント発表。同14分、陸上自衛隊ヘリコプターで官邸屋上へリポート発。班 目春樹原子力安全委員会委員長、寺田学首相補佐官同行。午前7時11分、福島県大熊町の東京電力福島第1原子力発電所着。同19分、重要免震棟へ。同23分、東京電力副社長の武藤栄原子力・立地本部 長による説明。池田元久経済産業副大臣同席。午前7時47分、武藤本部長による説明終了。同49分、重要免震棟を出て、同8時4分、陸自ヘリで福島第1原発発。 午前8時29分、仙台市の陸上自衛隊霞目駐屯地着。同35分、陸自ヘリで同駐屯地発。宮城県沿岸部の被災地を上空から視察。同9時14分、同駐屯地着。同17分、陸自ヘリで同駐屯地発。午前10時47分、官邸屋上ヘリポート着。同50分、執務室へ
福島第一原発1号機 放出開始3月12日 10時22分
福島県にある福島第一原子力発電所の1号機では、原子炉が入った格納容器の圧力が高まっているため、東京電力は、午前9時から容器内の空気を外部に放出する作業を始めました。経済産業省の原子力安全・保安院は、この作業で大気中に放出された場合でも、避難している住民の安全性は保たれると しています。
福島第一原発 放出作業中断3月12日 11時53分
福島県にある福島第一原子力発電所の1号機では、原子炉が入った格納容器の圧力が高まっているため、東京電力が容器内の空気を外部に放出する作業を始めましたが、格納容器のすぐ近くにある弁を開く現場の放射線が強いことから、作業をいったん中断し今後の対応を検討しています。
福島原発で炉心溶融 放射性物質漏れ、事態深刻 2011.3.12 14:18
経済産業省原子力安全・保安院は12日、東日本大震災の影響で自動停止した福島第1原発1号機の周辺で、放射性物質のセシウムが検出されたと発表した。保安院幹部は「炉心の燃料が溶け出しているとみてよい」と、炉心溶融が起きたことを明らかにした。原子炉の冷却が十分できなかったのが原因で、原発の安全にとって極めて深刻な事態。外部への放射性物質漏洩(ろうえい)確認は初。
福島第1原発で爆発=4人負傷、強い放射線観測も-避難範囲、半径20キロに
福島県警や東京電力によると、12日午後3時36分ごろ、福島第1原発1号機でドーンという爆発音とともに白い煙が上がった。プラントの復旧作 業に当たっていた東電社員2人と協力企業の2人が負傷し、病院に搬送された