東京電力、福島第一原子力発電所で相次いで起きている事故について、経済産業省の原子力安全・保安院が国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げると発表したことについて、海外のメディアも一斉に速報しました。
このうちAP通信は「日本の原子力当局が福島第一原子力発電所の事故について、チェルノブイリの事故と同じレベルに引き上げた」と報じました。また、ロイター通信も「レベル7」に引き上げられたと伝えたうえで、「この評価は、事故発生直後から続いてきた深刻な状況を反映したもので、原子力発電所で新たに何かが起きて引き上げられたものではない」と報じました。また、イギリスのBBCやアメリカのCNNも、東京の特派員が、福島の事故が「レベル7」に引き上げられたことを中継で伝え、関心の高さをうかがわせていました。