道内
北電から本州への送電停止 泊原発、一時出力低下
(04/08 14:27)
7日深夜に発生した宮城県沖を震源とする地震の影響により、北海道電力と本州の電力会社との間で電力を融通する北本連系(北海道・本州間電力連系設備)の送電が、地震直後に停止した。8日朝になっても電気が送れない状態が続いている。北本連系設備を所有する電源開発(東京)は、安全装置が働いたのか故障したのか、原因を調査している。
東日本大震災以降、首都圏の電力不足を補うために、北本連系を通して最大送電能力60万キロワットを本州に送っていた。
北本連系設備が停止した影響で、発電量が過剰になり周波数が高くなることを防ぐため、泊原発(後志管内泊村)を含む道内の複数の発電所は、地震直後から出力を下げて運転。
北海道電力は、泊原発1、2号機の出力を90%まで下げて運転していたが、8日午前5時半に2号機、同6時半に1号機の出力を、それぞれ100%に戻した。朝になり道内の電力使用量が増加したことと、他の発電所の発電量を調整したため。
泊原発への地震による直接の影響はなかった。3号機は定期検査中で営業運転をしていなかった。
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