2011年04月12日

※twitter上でのご質問に対する回答

※twitter上で僕が呟いた内容に関してご意見があり、長文にて回答しないと誤解が生じる可能性があると思われる内容でしたので、この場を借りてお応えしています。
このブログの流れとは独立した内容で、twitterでの発言を前提とした内容ですので、興味のない方は何卒スルーしてくださいm(_)m

→A様からのご意見

@han_Warai 様 予想家がJRAの裁定方法がおかしいと言うと、必ず、予想が外れた責任転嫁と言う奴がいる。原発危ないと言うと、自動車事故の方が死者が多いと言う奴がいる。どちらも同じ誤りを犯している。それぞれは独立した事象なのに、同列に論じることの間違いである。
脱・反原発と言うと、原発ないと電力足りないよ、それでもいいの?と言う奴もいる。そういう状態を作ったのは原発推進派なんだから、それを脱・反原発を言う側に向けるのも同じようにおかしい。脱も反も即時全機廃止とは言っていない。ただ、できれば浜岡は停止だね。
ある人が「半笑いさんの予想いいよ」と多くの人に勧めていました。論理性抜群だよと。交通死亡事故に憤りを覚えるなら、半笑いせず、反自動車運動をすればよいだけ。人間、何に目を向けるかですよ。別の独立事象を持ってくるのは、屁理屈。少し失望。

→これに対する“半笑い”の回答

ご意見ありがとうございます。
「原発ないと電力足りない」状態を作ったのは原発政策そのもの、というお話の主旨はよく分かります。ただ、反対するならば「他の発電で電力を賄った場合の環境への負荷・コスト増・国民の負担増」をシミュレーションした上での判断が必要ですし、「他発電で賄わずに省電力社会へシフトして解決する」ならば、それによって生じる不便や、発生するであろう格差社会拡大に関しても解決方法が提示されないと、やはり政策としての選択肢には入りえないと思います。火力発電は貴重な化石燃料を消費してCO2を出すし、水力発電もダム建設により森林や生態系への多大な影響があるし、「どんなコストが掛かっても、国が全部負担してクリーンエネルギーに転換しろ」というのはあまりに非現実的です。そこに関する考察抜きで政治を動かそうとし、動かなければ政治の怠慢だと主張するのは、どっちが怠慢だという話ですよ。
そういう考察抜きにただただ廃止を訴える中学生アイドルを褒めるのは構いませんが、「政治家や専門家よりも知的で正しい意見」だと持ち上げるのは、あまりに稚拙だ、というのが僕のこの件の批判のスタートでした。そういう人の理論の眼目が「原発は人の生き死にに関わるから、0.0001%の瑕疵の可能性も許されない」の一点張りの場合が多いので、「その論拠だけだと、他のあらゆる『生命の危険の可能性があるシステムや商品』も許されなくなるけど、どうなの?」という一つの例として自動車を挙げました。事故があった場合の規模や、環境被害の深刻さが違う、という指摘はあるでしょうが、自動車だって「CO2排出→温室効果で気温上昇」など、地球規模の環境破壊の引き金を既に引いています。
個人的には、「7千万人が免許を持っている社会=動体視力・反射神経・交通モラルの全てが国民平均を大きく下回る人間でも車が運転できる社会」は、本気で怖いと思います。自動車産業に従属・依存する企業・労働力が膨大な現在の日本の産業構造からは、急に自動車を減らせとは言ってはいけないのかもしれませんが、そもそもその構造自体が時勢に沿わない誤ったものである疑念を拭い切れません。そこまで考えると、仰る通り「反自動車運動」を行わないのは僕の怠慢かもしれませんし、もっと言えば「反自動車運動」の先にある新たな産業構造の明確なビジョンを持たずにそれを主張するのは、多くの「反原発」の方と同じ欠落かもしれません。その点はお詫びします。ただ僕は「自動車全廃」の主張は全くしていませんし、原発だけは「代案がなくてもとにかく反対」が許されるかのような主張に対して異論を持っているのは間違いありません。
このように、原発と自動車が「独立した事象」であるのは勿論であり、僕自身は混同はしていません。「ある意味似た性質がある事象(人命を危険に晒す可能性があり、環境に影響があり、極めて多くの人のライフスタイルに影響がある)」の例示として挙げただけで、それに対して「原発と自動車はココが違う」というのを事細かにぶつけてくる人の方が、混同しているとしか思えません(これは一般論であり、A様に対する表現ではありません)。
まあ、そういうディベート的な手法としての例示自体が「屁理屈」で気に食わない、という印象を持たれる方がいらっしゃるのも理解はできますし、舞台がtwitterだとどうしても140字で言い切る形で言葉に過不足もあるので「少し失望」と感じられる方がいるのも仕方がない部分かな、とは思っています。ですので、こうして直接訊いて頂いてありがとうございました。上記の文章で、もし少しでもご理解頂ける部分があれば幸いです^^


ちなみに余談ですが、例えば昨年朝日杯FSで、グランプリボスに印を打ってなかった予想家が「同馬は降着にすべき、降着ならば当たってた」などと主張したとすれば、それは「屁理屈」以下だと思います。仮に「自分より強い2頭」に不利を与えたとしても、少なくとも他の13頭よりは力があった訳で、それを見抜けなかったのは明らかに失策だと思います。

han_Warai at 12:28コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!

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