社会情報学  斉藤 孝   2011年度 担当科目


     記録情報学は、「記録 ・情報・知識の世界」 を 研究します

1) 記録情報学(オントロジ)の理論研究

オントロジ(Ontology)とは、人間の知性を明らかにする知識モデルです。

それは、「わかる」ことは「分ける」ことであるという哲学 から始まり分類システムへと発展しました。

2) 情報システム(応用情報学)の研究

記録情報学、心理学、言語学、人工知能、ソフトウェア工学、認知科学などにより構築された知識モデルを基にして、

Semantic Webや知識データベースの設計と構築について研究します。

3) 知識の獲得・表現(利用者)の研究

記録情報の利用者は、どのようにして知識を獲得し、表現するのか、ITの意味論及び認知情報論の視点から人間を研究します。


学部科目
 基礎演習(1)B
              基礎演習(2)A
 
情報システム設計            情報システム開発
 人工知能・自然言語処理
            データベース技術
 
ネットワーク技術(1)          ネットワーク技術(2)
 
社会情報学演習(4)(8)     図書館情報学概論
  
 質問は公開掲示版


大学院科目

社会情報学特講Y    社会情報学演習Y    社会情報学殊研究Y 


  社会情報学  学部   斉藤 孝 担当  2011年度の講義要項   質問は公開掲示版


図書館情報学概論  後期 

テーマ  図書館情報学(記録情報学)の専門的な学習・研究の基礎となる知識を講義する。 

1) 授業概要

図書館情報学は、記録情報学でもあります。それは、宇宙のように遠大な情報と、それを取り巻く人々の知識について研究します。その応用は、社会の様々な分野までに及びます。記録情報学では、「理論形成」とそれを実践できる「情報技術」が重要です。ただし、理系的な技術ではなく、哲学、論理学、歴史、文学、言語学、意味論、数学、心理学、社会学など人文科学やリベラルアーツに基づくもので、なによりも、人間の情報・知識の表現と獲得、むしろ欲望とでも呼べるような生臭い情報本能(オントロジ)を研究対象にします。みなさんの豊かな人文学的感性こそ、新たな必須の技術になるのです。みなさん、記録情報学の素晴らしさを探求してください。  

2) 授業計画  (後期のみ)

下記の内容を予定している。なお、講義計画(シラバス)は、下記のホームページから詳細を知ることができる。

 http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/tosyoNikki.htm 

3) 授業形態

 講義形式   

4) 成績評価の方法・課題

 期末に行う試験(もしくはレポート)による。ただし、出席状況や授業中に行う課題の達成状況などの結果を加味することがある。 

5) その他(履修者への要望・授業の到達目標など)

積み重ねが大事なので、毎回出席し、予習、復習を必ず行うこと。 

6) テキスト・参考書 (後期)

<テキスト> 斉藤 孝  『記録・情報・知識の世界』  (中央大学出版部 2004) なお、本書について概要は下記を参照すること。

  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/Kmap/Concept/ontology1.htm 

<参考文献>

斉藤  孝 社会科学情報のオントロジ 中央大学出版部、 2009

斉藤 孝 『意味論からの情報システム : ユビキタス・オントロジ・セマンティックス  中央大学出版部 2006  
斉藤 孝 計算可能意味論の研究 情報システムの意味論  中央大学紀要社会学 第16号 p.66-102  2006

斉藤 孝「関係性の意味論  計算可能知識(オントロジ・アルゴリズム)の研究」 紀要社会学 第15号 No.196   p.89-136  2005

斉藤 孝 「わかるとは分けること 概念仕様書の研究」 Journal of Library and Information Science, Vol. 17,  p.1-26.  2004,

斉藤 孝 「書誌暗黙知の知識モデルと知識地図 : オントロジ・アルゴリズムの研究」  紀要社会学 14号  p.1-31 2004


社会情報学基礎演習 (1) A   前期

テーマ  記録情報学の基礎となる理論と技術を習得する。 

1) 授業概要

図書館情報学は、記録情報学でもあります。それは、宇宙のように遠大な情報と、それを取り巻く人々の知識について研究します。その応用は、社会の様々な分野までに及びます。記録情報学では、「理論形成」とそれを実践できる「情報技術」が重要です。ただし、理系的な技術ではなく、哲学、論理学、歴史、文学、言語学、意味論、数学、心理学、社会学など人文科学やリベラルアーツに基づくもので、なによりも、人間の情報・知識の表現と獲得、むしろ欲望とでも呼べるような生臭い情報本能(オントロジ)を研究対象にします。みなさんの豊かな人文学的感性こそ、新たな必須の技術になるのです。みなさん、記録情報学の素晴らしさを探求してください。  

2) 授業計画

記録情報学の基礎になる必要な基礎理論と技術を習得する。同時に文書作法、問題解決の技術、文書化・図形化・口頭によるプレゼンテーション技法も理解する。なお、講義計画(シラバス)は、下記のホームページから詳細を知ることができる。

シラバス http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/kiso2003.htm

講義記録 http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/kisoNikki.htm 

3) 授業形態

授業の進め方は、講義60%、実習40%の配分によって繰り返して行う。  

4) 成績評価の方法・課題

出席率、前後期試験、小テストなどの合計点によって評価する。  

5) 目標  上記の内容の完全達成。 

6) テキスト・参考書 (後期)

<テキスト> 斉藤 孝  『記録・情報・知識の世界』  (中央大学出版部 2004) なお、本書について概要は下記を参照すること。

  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/Kmap/Concept/ontology1.htm  

<参考文献>

斉藤  孝 社会科学情報のオントロジ 中央大学出版部、 2009

斉藤 孝 『意味論からの情報システム : ユビキタス・オントロジ・セマンティックス  中央大学出版部 2006  
斉藤 孝 計算可能意味論の研究 情報システムの意味論  中央大学紀要社会学 第16号 p.66-102  2006 

斉藤 孝「関係性の意味論  計算可能知識(オントロジ・アルゴリズム)の研究」 紀要社会学 第15号 No.196   p.89-136  2005

斉藤 孝 「わかるとは分けること 概念仕様書の研究」 Journal of Library and Information Science, Vol. 17,  p.1-26.  2004,

斉藤 孝 「書誌暗黙知の知識モデルと知識地図 : オントロジ・アルゴリズムの研究」  紀要社会学 14号  p.1-31 2004


社会情報学基礎演習 (2) B   後期 

テーマ  記録情報学の専門的理論オントロジ・アルゴリズムについて学ぶ。 

1) 授業概要

 記録情報学は、宇宙のように遠大な情報と、それを取り巻く人々の知識について研究します。その応用は、社会の様々な分野までに及びます。記録情報学では、「理論形成」とそれを実践できる「情報技術」が重要です。ただし、理系的な技術ではなく、哲学、論理学、歴史、文学、言語学、意味論、数学、心理学、社会学など人文科学やリベラルアーツに基づくもので、なによりも、人間の情報・知識の表現と獲得、むしろ欲望とでも呼べるような生臭い情報本能(オントロジ)を研究対象にします。みなさんの豊かな人文学的感性こそ、新たな必須の技術になるのです。みなさん、記録情報学の素晴らしさを探求してください。 

2) 授業計画

(1)全体像 (2)記録 (3)情報 (4)知識の知識 (5)分類学と分類システム(6)知識モデル (7)知識地図 (8)オントロジ・アルゴリズムの具現化 (9) K-Mapの推移図 

なお、講義計画(シラバス)は、下記のホームページから詳細を知ることができる。

シラバス     http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/kisoB.htm

講義記録  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/kisoBNikki.htm 

3) 授業形態

 授業の進め方は、講義70%、実習30%の配分によって繰り返して行う。  

4) 成績評価の方法・課題

 出席率、前後期試験、小テストなどの合計点によって評価する。  

5) その他(履修者への要望・授業の到達目標など)

 〈要望〉パソコンの個人所有。インターネットにより在宅授業も行う。     

 〈目標〉上記の内容の完全達成。 

6) テキスト・参考書 (後期)

<テキスト> 斉藤 孝  『記録・情報・知識の世界』 (中央大学出版部 2004)なお、本書について概要は下記を参照すること。

  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/Kmap/Concept/ontology1.htm  

<参考文献>

斉藤  孝 社会科学情報のオントロジ 中央大学出版部、 2009

斉藤 孝 『意味論からの情報システム : ユビキタス・オントロジ・セマンティックス  中央大学出版部 2006  
斉藤 孝 計算可能意味論の研究 情報システムの意味論  中央大学紀要社会学 第16号 p.66-102 2006 

斉藤 孝「関係性の意味論  計算可能知識(オントロジ・アルゴリズム)の研究」 紀要社会学 第15号 No.196   p.89-136  2005

斉藤 孝 「わかるとは分けること 概念仕様書の研究」 Journal of Library and Information Science, Vol. 17,  p.1-26.  2004,

斉藤 孝 「書誌暗黙知の知識モデルと知識地図 : オントロジ・アルゴリズムの研究」  紀要社会学 14号  p.1-31 2004


情報システム設計  (前期)   

テーマ 情報システムの設計に関する意味論とソフトウェア工学の理論と技術を学ぶ。 

1)授業概要

テーマ  情報システムとしてデータベースの設計基礎を学ぶ。 

2)授業計画 

記録の情報化(データベース)のためには主題分析とIndexingを必要とする。まず主題分析の指針となるタクソノミー(分類表、シソーラスなど)を設計する。そして主題構造と記録構造を明らかにし、メタデータを設計する。そのメタデータを用いてデータベースのIndexingを行う。なお、講義計画(シラバス)は、下記のホームページから詳細を知ることができる。

シラバス  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/infosys.htm

講義記録 http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/infoSNikki.htm 

3)授業形態

講義60%、実習40%の割合で講義・実習の繰り返し行い、学んだ知識及び技術の習熟度は小テストを解くことによって自己評価してもらう。  

4)履修者への要望

パソコンの基礎リテラシーについては習得していること。パソコン及びインターネット環境が自宅にあることが望ましい。 

5)授業の到達目標

上記の内容の完全達成。 

6)成績評価の方法

出席率、試験、小テストなどの合計点によって評価する。 

7) テキスト及び参考書

<テキスト>斉藤孝 『意味論からの情報システム』 (中央大学出版部 2006) なお、本書について概要は下記を参照すること。

http://www.saitolab.com/booktech/SemanticInfoSys.html


情報システム開発 (後期)     

テーマ 情報システムの開発に関する意味論とソフトウェア工学の理論と技術を学ぶ。 

1)授業概要

情報システムの開発について意味論からアプローチする。UMLを道具として情報システムの開発を体得する。 

2)授業計画 

情報システムの設計で学んだ意味論とソフトウェア工学の理論と技術を活用して、具体的なシステムの開発を行なう。その道具として、UMLを学び、実際に事例とした情報システムをプログラミングすることによってシステム開発を体得してもらう。なお、詳細な講義計画書(シラバス)と講義記録は下記を参照すること。

シラバス  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/SysD.htm

講義記録 http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/SysDNikki.htm   

3)授業形態

授業の進め方は、講義50%、パソコン実習50%の割合で講義・実習の繰り返し行い、学んだ知識及び技術の習熟度は小テストを解くことによって自己評価してもらう。  

4)履修者への要望

情報システム設計を習得していること。パソコンの基礎リテラシーについては習得していること。パソコン及びインターネット環境が自宅にあることが望ましい。 

5)授業の到達目標

上記の内容の完全達成。 

6)成績評価の方法

出席率、試験、小テストなどの合計点によって評価する。 

7) テキスト・参考書

<テキスト>斉藤孝 『意味論からの情報システム』 (中央大学出版部 2006) なお、本書について概要は下記を参照すること。

http://www.saitolab.com/booktech/SemanticInfoSys.html


人工知能・自然言語処理  ( 前期 )  

テーマ  人工知能とユビタス社会について学ぶ。

 

1) 授業概要

オントロジと呼ぶ自然言語世界に対応した分類知識モデルを使い、人工知能とは何かを学ぶ。

 

2) 授業計画  

講義計画(シラバス)は、下記のホームページから詳細を知ることができる。

シラバス http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/AIonto.htm

講義記録  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/AIontoNikki.htm

 

3) 授業形態

 講義形式  

 

4) 成績評価の方法・課題

 期末に行う試験(もしくはレポート)による。ただし、出席状況や授業中に行う課題の達成状況などの結果を加味することがある。

 

5) その他(履修者への要望・授業の到達目標など)

積み重ねが大事なので、毎回出席し、予習、復習を必ず行うこと。

 

6) テキスト・参考書

<テキスト> 斉藤 孝  『記録・情報・知識の世界』  (中央大学出版部 2004) なお、本書について概要は下記を参照すること。

<参考文献>

斉藤  孝 社会科学情報のオントロジ 中央大学出版部、 2009

斉藤 孝 『意味論からの情報システム : ユビキタス・オントロジ・セマンティックス 』 中央大学出版部 2006  

斉藤 孝 計算可能意味論の研究 情報システムの意味論  中央大学紀要社会学 第16号 p.66-102  2006

斉藤 孝「関係性の意味論  計算可能知識(オントロジ・アルゴリズム)の研究」 紀要社会学 第15号 No.196   p.89-136  2005

斉藤 孝 「わかるとは分けること 概念仕様書の研究」 Journal of Library and Information Science, Vol. 17,  p.1-26.  2004,

斉藤 孝 「書誌暗黙知の知識モデルと知識地図 : オントロジ・アルゴリズムの研究」  紀要社会学 14号  p.1-31 2004


データベース技術     ( 後期 )

テーマ データベース管理システムの技術を学ぶ。 

1)授業概要

今年度はデータベース管理システム技術を習得する。 

2)授業計画 

データベースは情報の蓄積と検索のために必要なものであり、社会における様々な分野において活用されている。情報化社会においてデータベースは必須のものであり、その知識と技術は情報に関る人々にとって常識といえるものである。そのデータベースとは何か、その構築のために必要になるプログラミングと言語及びシステムとはどのようなものなのか、データベース管理システムの基礎から応用までを学び、自分のデータベースを構築してみる。なお、詳細な講義計画(シラバス)と講義記録は下記を参照すること。

シラバス   http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/DBsys.htm

講義記録  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/DBNikkik.htm 

3)授業形態

講義50%、パソコン実習50%の割合で講義・実習の繰り返し行い、学んだ知識及び技術の習熟度は小テストを解くことによって自己評価してもらう。 

4)履修者への要望

プログラミングの科目を習得していること。 

5)授業の到達目標

上記の内容の完全達成。 

6)成績評価の方法

出席率、試験、小テストなどの合計点によって評価する。 

7) テキスト・参考書

<テキスト>斉藤孝 『リレーショナルデータベース教科書』 (SRC出版社 1999) なお、本書について概要は下記を参照すること。

http://www.saitolab.com/lite/src_db99.html 


ネットワーク技術(1)    ( 前期 )

テーマ 主にインターネット技術の基本技術について学び実習を行う。  

1)授業概要

インターネットの基礎から応用まで。ネットワーク技術を習得するために最初に、UNIXを理解する。

そして、その基本言語であるC,Shell Script,Perlなど学び、次にプロトコルの実際について実習する。 

2)授業計画 

まず基礎技術として、UNIXについて実習する。そして、マルチプロセッシング、マルチタスクによるプログラミングと処理の仕組みについて理解し、サーバの基本技術を知る。そしてネットワークプロトコルとインターネットの関連を理解し、サーバの構築を行い、Webマスターとして自立できる能力を養う。具体的には、インターネットのクライアント・サーバ環境において講義と実習を繰り返す。なお、詳細な講義計画(シラバス)と講義記録は下記を参照すること。

シラバス   http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/network1.htm

講義記録  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/net1Nikki.htm   

3)授業形態

UNIXサーバにアクセスして実習を行う。受講者は個人別にアカウントが付与され、インターネットからもアクセス可能になる。授業は、講義50%、パソコン実習50%の割合で講義・実習の繰り返しによって進め、学んだ知識及び技術の習熟度は小テストを解くことによって自己評価してもらう。 

4)履修者への要望

原則としてネットワヘーク技術(1)及び(2)を共に履修すること。また、自宅からもインターネットアクセスが可能であること。 

5)授業の到達目標

上記の内容の完全達成。 

6)成績評価の方法

出席率、試験、小テストなどの合計点によって評価する。 

7) テキスト・参考書

<テキスト>斉藤孝 『LANのしくみがわかる本』 (技術評論社 2002

なお、本書について概要は下記を参照すること。

http://www.saitolab.com/article/giho_lan02.html


ネットワーク技術(2)    ( 後期 )

テーマ 主にインターネット技術の応用技術について学び実習を行う。 

1)授業概要

インターネットの基礎から応用まで。ネットワーク技術を習得するために最初に、UNIXを理解する。そして、その基本言語であるC,Shell Script,Perlなど学び、次にプロトコルの実際について実習する。 

2)授業計画 

サーバの基本技術を知る。そしてネットワークプロトコルとインターネットの関連を理解し、サーバの構築を行い、Webマスターとして自立できる能力を養う。具体的には、インターネットのクライアント・サーバ環境において講義と実習を繰り返す。なお、講義計画書(シラバス)と講義記録は下記を参照すること。

シラバス   http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/network2.htm

講義記録  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/lecture/2004/net2Nikki.htm   

3)授業形態

UNIXサーバにアクセスして実習を行う。また、受講者は個人別にアカウントが付与され、自宅インターネットからもアクセス可能になる。授業は、講義50%、パソコン実習50%の割合で講義・実習の繰り返しによって進め、学んだ知識及び技術の習熟度は小テストを解くことによって自己評価してもらう。 

4)履修者への要望

原則としてネットワヘーク技術(1)及び(2)を共に履修すること。また、自宅からもインターネットアクセスが可能であること。 

5)授業の到達目標

上記の内容の完全達成。 

6)成績評価の方法

出席率、試験、小テストなどの合計点によって評価する。 

7) テキスト・参考書

<テキスト>斉藤孝 『サーバのしくみがわかる本』 (技術評論社 2001) なお、本書について概要は下記を参照すること。

http://www.saitolab.com/lite/giho_srv00.html


社会情報学演習(4)(8)      

1)授業概要

情報システムと自律的情報発信

 

2)授業計画 

記録情報学の視点では、情報は、記録者によって勝手気ままに作成されたものではない。対象領域(主題)において情報としての合意(形式化と明示化)に基づく情報システムによって生成されたものである。例えば、本やデータベースや図書館という情報システムは、記録を情報へと変換する情報システムの典型的なものといえる。ここで重要なことは「本」を情報システムの要素としてとらえることである。このような情報システムでは主題分析と索引処理や分類処理という記録を情報化する問題解決を行っている。それに従事するインデックサーや情報分析者などは、そのために専門的オントロジとメタデータを設計・開発している。最近になりWeb世界では、このような情報システムを自律的情報発信のためにWebに組み込めないかという試み、すなわちSemantic Webの研究として注目されている。詳しくは、[斉藤ゼミ学生HP] を参照。

http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/2003zemi/HP/kojin/ 

3)授業形態

各人がインターネットとWeb技術を習得した後、知識工学、情報検索、知識獲得などの理論を学び、記録情報と記録知識を処理する実験システムを設計し、構築してみる。 

4)履修者への要望

情報コンミュニケーション並びに図書館情報学、記録情報学など専修は問わないが、上記内容に興味と熱意のある諸君を期待する。なお、履修希望者は斉藤の許可を得て、事務室に履修届を提出すること。許可なく提出した場合は無効になる。 

5)授業の到達目標

上記の内容の完全達成。 

6)成績評価の方法

出席率、発表、合宿、活動状況などゼミ生活の合計点によって評価する。 

7) テキスト・参考書

<テキスト>

斉藤 孝 『記録・情報・知識の世界』 (中央大学出版部 2004) なお、本書について概要は下記を参照すること。

  http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/Kmap/Concept/ontology1.htm

斉藤孝 『意味論からの情報システム』 (中央大学出版部 2006) なお、本書について概要は下記を参照すること。

http://www.saitolab.com/booktech/SemanticInfoSys.html

<参考文献>

斉藤  孝 社会科学情報のオントロジ 中央大学出版部、 2009

斉藤 孝 「計算可能意味論の研究 情報システムの意味論  中央大学紀要社会学 第16号 p.66-102  2006

斉藤 孝「関係性の意味論  計算可能知識(オントロジ・アルゴリズム)の研究」 紀要社会学 第15号 No.196   p.89-136  2005

斉藤 孝 「わかるとは分けること 概念仕様書の研究」 Journal of Library and Information Science, Vol. 17,  p.1-26.  2004,

斉藤 孝 「書誌暗黙知の知識モデルと知識地図 : オントロジ・アルゴリズムの研究」  紀要社会学 14号  p.1-31 2004


社会情報学大学院  斉藤 孝 担当  2011年度の講義要項      質問は公開掲示版


社会情報学特講Y

     
ユビキタスという名前を借りた情報システムと、オントロジという名前を借りた人間との知識活動の意味作用について研究します。その焦点は、両者のインタフェースとなる「意味論からの情報システム 」の研究です。キーワードで表すと、「ユビキタス・オントロジ・セマンティックス」となり、それぞれユビキタス(透明化された情報システム)、オントロジ(概念操作を行う人間)、セマンティックス(オントロジに基づく情報システムの意味論)に対応します。オントロジとは、人間の知性を明らかにする知識モデルのことです。それは、「わかる」ことは「分ける」ことであるという哲学に始まり、分類学を経て分類システムという基本原理が明らかにされました。20世紀になり、人工知能、知識工学、認知科学など学際的研究はコンピュータによって哲学と同じように人間の知性について探求します。人間の知的活動がどのようなものであるか、それを様々な知識モデルを提案し、それらの仮説を実証するためにコンピュータでシミュレーションされます。今年度は、「社会科学におけるオントロジ」を研究します。


<
テキスト><参考文献>

斉藤  孝 社会科学情報のオントロジ 中央大学出版部、 2009

斉藤  孝 意味論からの情報システム 』  中央大学出版部、 2006

斉藤 孝 「計算可能意味論の研究 情報システムの意味論  中央大学紀要社会学 第16号 p.66-102  2006

斉藤 孝 「関係性の意味論  計算可能知識(オントロジ・アルゴリズム)の研究」 紀要社会学 第15号 No.196   p.89-136  2005

斉藤 孝 『記録・情報・知識の世界』 中央大学出版部、 2004

斉藤 孝 「わかるとは分けること 概念仕様書の研究」 Journal of Library and Information Science, Vol. 17,  p.1-26.  2004,

斉藤 孝 「書誌暗黙知の知識モデルと知識地図 : オントロジ・アルゴリズムの研究」  紀要社会学 14号  p.1-31 2004

斉藤 孝 『インターネットによるデジタルライブラリの構築』 日科技連出版社、1997年。
斉藤 孝「
記録情報学の再構築: Document Studiesから Knowledge Studiesへ」 紀要社会学 第13号、2003年

斉藤 孝「書誌暗黙知による知識インタフェースの研究」 IMIC 241), 2003年
斉藤 孝「
知識を写し取るナレッジライブラリ KnowLibの設計と開発」 紀要社会学 第11号、 2001年

斉藤 孝「知識エージェントによる図書館利用者インタフェースの研究」 紀要社会学 第12号、 2002年


社会情報学演習Y       

記録情報は、オントロジ・アルゴリズムに支えられた情報システムを取り巻く人間と情報のコミュニケーション世界に存在します。したがって、認知心理学、社会学、哲学など人文・社会科学と異なり、「人間の研究」だけで終わることはできません。情報システムという「道具の研究」が重要です。記録情報が求めているものは、記録(Document)のラベル一枚にどのようなキーワード(索引語)を付与すべきか、そのキーワードが巧妙に主題を表現しているのか、それは利用者にとって検索しやすいものか、利用者インタフェースをどのように設計すればよいのか、等々など道具のために「人間の研究」を行うことです。今年度は、「社会科学におけるオントロジ」を研究します。

<
テキスト><参考文献>

斉藤  孝 社会科学情報のオントロジ 中央大学出版部、 2009

斉藤  孝  『意味論からの情報システム 』  中央大学出版部、 2006

斉藤 孝 「計算可能意味論の研究 情報システムの意味論  中央大学紀要社会学 第16号 p.66-102  2006

斉藤 孝 「関係性の意味論  計算可能知識(オントロジ・アルゴリズム)の研究」 紀要社会学 第15号 No.196   p.89-136  2005

斉藤 孝 『記録・情報・知識の世界』 中央大学出版部、 2004

斉藤 孝 「わかるとは分けること 概念仕様書の研究」 Journal of Library and Information Science, Vol. 17,  p.1-26.  2004,

斉藤 孝 「書誌暗黙知の知識モデルと知識地図 : オントロジ・アルゴリズムの研究」  紀要社会学 14号  p.1-31 2004

斉藤 孝『インターネットによるデジタルライブラリの構築』日科技連出版社、1997年。
斉藤 孝「
記録情報学の再構築: Document Studiesから Knowledge Studiesへ」『紀要社会学』 第13号、2003年

斉藤 孝「書誌暗黙知による知識インタフェースの研究」 IMIC 241), 2003年
斉藤 孝「
知識を写し取るナレッジライブラリ KnowLibの設計と開発」 紀要社会学 第11号、 2001年

斉藤 孝「知識エージェントによる図書館利用者インタフェースの研究」 紀要社会学 第12号、 2002年


社会情報学殊研究Y      


記録情報学は、「人間の研究」でもあります。この場合の人間は、情報システムと知識システムの利用者のことで、それぞれ情報指向利用者と知識指向利用者として区別できます。情報システムと知識システムは、どちらも利用者の要求(視点)に基づき設計・開発される必要があります。これまで情報システムでは、情報指向利用者の情報要求(Information Needs)や情報探索行動(Information Seeking Behavior)、情報認知(Information Cognition)など研究されました。知識システムでは、知識指向利用者の知識獲得(Knowledge Acquisition)や知識聞き込み(Knowledge Elicitation)、知識写し取り(Knowledge Agent)、「意味論からの情報システム」について研究します。
今年度は、「社会科学におけるオントロジ」を研究します。


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テキスト><参考文献>

斉藤  孝 社会科学情報のオントロジ 中央大学出版部、 2009

斉藤  孝意味論からの情報システム 』  中央大学出版部、 2006

斉藤 孝 「計算可能意味論の研究 情報システムの意味論  中央大学紀要社会学 第16号 p.66-102  2006

斉藤 孝 「関係性の意味論  計算可能知識(オントロジ・アルゴリズム)の研究」 紀要社会学 第15号 No.196   p.89-136  2005

斉藤 孝 『記録・情報・知識の世界』 中央大学出版部、 2004

斉藤 孝 「わかるとは分けること 概念仕様書の研究」 Journal of Library and Information Science, Vol. 17,  p.1-26.  2004,

斉藤 孝 「書誌暗黙知の知識モデルと知識地図 : オントロジ・アルゴリズムの研究」  紀要社会学 14号  p.1-31 2004

斉藤 孝『インターネットによるデジタルライブラリの構築』日科技連出版社、1997年。
斉藤 孝「
記録情報学の再構築: Document Studiesから Knowledge Studiesへ」『紀要社会学』 第13号、2003年

斉藤 孝「書誌暗黙知による知識インタフェースの研究」 IMIC 241), 2003年
斉藤 孝「
知識を写し取るナレッジライブラリ KnowLibの設計と開発」 紀要社会学 第11号、 2001年

斉藤 孝「知識エージェントによる図書館利用者インタフェースの研究」 紀要社会学 第12号、2002年