選挙違反で100件を摘発へ
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選挙違反で100件を摘発へ

4月10日 5時4分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

10日に投票が行われる統一地方選挙の前半戦について、全国の警察は、投票が終わりしだい、買収を中心におよそ100件の選挙違反の摘発に乗り出す方針です。

今回の統一地方選挙を巡っては、東京都知事選挙の候補者にナイフを持って近づいたとして無職の男が逮捕されるなど、選挙の妨害をしたり、他人になりすまして期日前投票を行ったりして、先月からこれまでに全国で11人が逮捕されています。また、選挙違反の疑いがあるとして警察が行った警告は、ポスターを決められた場所にはっていないなどの文書の掲示違反を中心に、3644件に上っています。警告件数は、4年前の統一地方選挙の同じ時期に比べて9%減っていて、警察庁は、東日本大震災で大きな被害を受けた、岩手、宮城、福島の3つの県で選挙が延期されたことや、全国的に選挙運動の自粛ムードが広がったことも影響したのではないかとみています。全国の警察は、買収を中心におよそ100件の選挙違反について捜査を進めており、10日夜の投票終了後から摘発に乗り出し、およそ200人から事情を聴く方針です。