2011年 4月 11日
岡山・香川の県議選 顔ぶれ決まる
統一地方選挙の前半戦となる岡山・香川の県議会議員選挙が10日行われ、新しい顔ぶれが決まりました。岡山県議選には20選挙区に74人が立候補し無投票を除く11選挙区で選挙戦となりました。当選者の内訳は現職44人、元職1人、新人11人です。投票率は東日本大震災の影響などで前回を下回る50.18%で過去2番目に低い数字です。香川県議選では32年ぶりの議員定数の見直しで4議席削減され、激しい選挙戦となりました。13選挙区に55人が立候補し当選者の内訳は現職34人、元職1人新人6人です。投票率は過去最低の50.04%でした。

東日本大震災1カ月 各地で黙とう
東日本大震災から1カ月です。各地で犠牲者の冥福を祈り黙とうが捧げられました。被災地から遠く離れた岡山市役所では地震の発生した午後2時46分に合わせ全職員が1分間の黙とうを捧げました。警察庁によると震災による死者・行方不明者は2万7000人を超えで、1カ月たった現在も約15万人が避難生活をしています。岡山市ではこれまで被災者の市営住宅への受け入れや、ガソリン不足で車の使えない被災地に自転車を送るなど様々な支援を行ってきましたが今後も市民ボランティアの派遣などを通して被災地の復興支援を続けることにしてます。

就職活動を支援 サポートセミナー
就職先が決まらないまま大学などを卒業した人を対象にしたセミナーが、11日、岡山市で開かれました。このセミナーは岡山県や商工会連合会などが去年から実施している事業です。学校を卒業して3年以内で、まだ内定がない約40人がおじぎや挨拶の仕方など企業の面接で第一印象をよくするための練習を行いました。また参加者の中から30人が、県内の企業で仕事を体験でき、その後、正社員として採用されるチャンスも設けられています。昨年度はセミナーに参加し企業で仕事を体験した人の約半数が正社員に採用されたということです。岡山県内の大学生の就職内定率は、2月末現在で74・4%と厳しい状況ですが主催者はセミナーを積極的に活用して内定を勝ち取ってほしいとしています。

再編で誕生 真庭学校で入学式
岡山県立高校の再編で今月、真庭市に開校した真庭高校で11日、入学式が行われました。今月1日に開校した県立真庭高校は少子化による生徒数の減少に伴って真庭市にある久世高校と落合高校を再編したもので新入生220人が入学式に臨みました。そして新入生を代表して普通科の太田一圭さんが「充実した学校生活を送り新たな伝統を築いていけるよう励みます」と宣誓しました。また式では落合高校出身の歌手、岸田敏志さんが作詞作曲した校歌が披露されました。真庭高校は普通科や食品学科のほか看護の専門分野を5年間で学ぶ専攻科など5つの学科があり、真庭地域の拠点校として活力ある高校を目指しています。