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【プロ野球】星野監督 何が何でも優勝 東北を熱くする2011年4月12日 紙面から
パ・リーグは千葉県のQVCマリンなど3球場で12日に開幕する。前夜の11日夜には、初の試みとして6監督全員がテレビ朝日系「報道ステーション」に生出演、予告先発の投手を含め、開幕オーダーを発表した。 ロッテとの開幕戦(QVCマリン)を翌日に控えた楽天の星野仙一監督(64)が東日本大震災で被災した東北のファンのために是が非でも優勝をもぎ取るとあらためて宣言した。「就任の時に『東北を熱くする』と約束しましたから、きちっとその約束を守って皆さんに報告したい」 阪神監督を務めた2003年以来、8シーズンぶりにプロ球団の指揮官に復帰。昨年の秋季練習以来、選手たちの仕上がりも順調だったが、ちょうど1カ月前の3月11日に震災が発生して状況が激変した。21日に長期遠征から仙台に戻る予定だったが、交通機関がまひしたため、遠征を続けながら調整。募金活動なども各地で続け練習してきた。「長かった。旅から旅で、ずっとホテル暮らしだったからね。選手たちがテレビで悲惨なところをみて、気がめいるのではないかと心配した」と振り返った。ただ、7日に仙台に戻り1泊した。開幕へ向けた大事な調整に水を差す行動ではあったものの「選手も少し落ち着いた。動きも元気も違う。行かせてよかったと思う」。全体練習前の準備運動の際には、各選手の表情や声の張りを確かめ、開幕戦へ向けて万全の準備を整えた。 「何より東北のみなさんの心をいやしてあげるには勝つこと」。開幕投手に指名した岩隈については「勝ってくれるよ。あいつは必ず」と全幅の信頼を寄せた。1勝の重みをかみしめながら楽天ナインは大きな一歩を踏み出す。 (鶴田真也) PR情報
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