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容赦ない余震 「もう嫌だ、もう嫌だ」(2/2ページ)

2011年4月12日8時0分

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写真:地震で家屋が倒壊し、懸命の救出活動をする消防隊員ら=11日午後8時54分、福島県いわき市田人町石住、藤脇正真撮影拡大地震で家屋が倒壊し、懸命の救出活動をする消防隊員ら=11日午後8時54分、福島県いわき市田人町石住、藤脇正真撮影

図:土砂崩れ現場地図拡大土砂崩れ現場地図

 福島県内の消防によると、川俣町では避難しようとした女性(87)が転倒。股関節を骨折した疑いがあるとして、福島市内の病院に運ばれた。郡山地方広域消防組合消防本部によると、郡山市の民家では、30代の女性が倒れたサイドボードのガラスで左腕を切り救急搬送された。

■茨城県

 県南東部の鉾田市で震度6弱を記録した茨城県。

 福島県と隣接する北茨城市では地震直後、激しい雨と雷のなか、高台にある市役所近くの市道に渋滞の車列ができた。同県沿岸に津波警報が出たため、多くの市民が避難してきたという。

 避難所になっている市役所近くの市民体育館には、続々と人が詰めかけ、多くの人がテレビを心配そうに見つめた。地震のとき自宅にいたという斉藤絹代さん(75)は「3月11日と同じくらいの横揺れだ」と感じたという。断続的に余震が続く中、「余震だけでなく雷も来る。もう嫌だ、もう嫌だという思いです」。

 同県大洗町役場は地震直後、海沿いの町民らに対し、津波の恐れがあるとして避難命令を出し、高台に至急避難するよう呼びかけた。四つの小中学校に避難所を設置。二つの小中学校に250人ほどが避難したという。

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