「イースタン、ヤクルト5-7日本ハム」(10日、戸田)
日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹投手(22)=早大=が10日、埼玉・戸田球場で行われたイースタン・ヤクルト戦で先発。プロ入り最長の7回を投げ、9安打5失点と打ち込まれた。それでも、開幕ローテを任せる首脳陣の方針は揺るがず。斎藤は17日・ロッテ戦(札幌)でのデビュー白星へ意気込んだ。
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開幕前の最終調整で、佑ちゃんが打ち込まれた。2軍相手に9安打を許し、5失点。それでも、降板後はへこむどころか、大勢の報道陣を前に前向きに話した。「5失点はよくないですけど、投球内容は納得できました。自分のやろうとしていたことができたかなと思います」と収穫もあったことを明かした。
佑ちゃん見たさに、2軍戦では異例の2500人が来場。スタンドに入りきれなかったファンが荒川の河川敷で観戦するほどのフィーバーぶりだった。「河川敷にお客さんがいるのは違和感があった」と苦笑い。異様な中での登板でも「真っすぐに関しての手応えはあった」という。最速140キロという球速以上に、直球のキレへの手応えをつかんだ。
収穫もあったが、制球が甘かったことは大いに反省した。五回には4安打の集中打を浴びて3失点。初めて組んだ20歳年上の中嶋捕手兼任バッテリーコーチの配球どおりに投げられなかったことを悔いた。「(制球)ミスした部分は確実にとらえられた。それを少なくしないと」と反省した。
それでも首脳陣は佑ちゃんの開幕ローテ入りが不変であることを明言した。札幌ドームでの練習中、登板結果を伝え聞いた梨田監督は「変えるつもりはない」と断言。吉井投手コーチも「ダルビッシュが2軍に行って打たれることはある。気にしていない」と話した。
佑フィーバーが始まった1月の入寮からこの日の登板で準備期間は終わり。「まだドラフト1位ということで投げさせてもらっている。早く先発を自分のものにしたい」と佑ちゃん。デビュー戦となる4・17ロッテ戦で、これまでの経験を糧に初勝利をつかむ。
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