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若い力復興後押し ボランティア、街を清掃 石巻
| 道路や歩道脇に置かれた家電や家具を運び出すボランティアら=10日午前11時ごろ、石巻市立町1丁目 |
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東日本大震災で津波の被害を受けた街をきれいにしようと、宮城県石巻市と民間ボランティア団体などは10日、同市のJR石巻駅周辺の商店街などで「まちなかスマイルプロジェクト」を行った。 市民とボランティアら約1000人が参加。道路脇の側溝にたまった泥をスコップでかき出したほか、道路や歩道をふさぐがれきを重機で取り除き、市が指定する2カ所の処分場へ運んだ。 自宅1階が浸水したという同市立町1丁目の佐藤宏さん(70)は「泥の処分方法が分からなかったので助かる。高齢者が多い地域なので、若い人たちに手伝ってもらえるのは心強い」と感謝した。 活動に参加した東京都世田谷区の会社員部谷翔大さん(24)は「一日でも早く、日常生活を取り戻してほしい」と、額の汗をぬぐった。 被災地支援を行うNPOなどでつくる石巻災害復興支援協議会の伊藤秀樹会長(48)は「市民や全国各地のボランティアがたくさん参加してくれた。みんなの力が集まれば、必ず街は復興するはず」と話していた。
2011年04月11日月曜日
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