統一選、対決知事選で民主全敗 東京は石原氏4選第17回統一地方選は10日、12都道県知事選や4政令市長選など前半戦が投開票された。東京で自民、公明両党支援の石原慎太郎氏(78)が4選を決めるなど、民主党は与野党対決となった北海道、三重を含む3知事選で全敗。41道府県議選でも改選415議席を下回った。東日本大震災や福島第1原発事故をめぐる菅直人首相の対応と政権運営への厳しい評価が反映された格好。道府県議選と15政令市議選では、大阪で橋下徹(はしもと・とおる)府知事率いる「大阪維新の会」が府議会単独過半数を制し、市議会でも第1党に躍進した。愛知でも河村たかし名古屋市長の「減税日本」など首長新党が議席を増やした。民主、自民両党が相乗りした6県知事選候補は全員当選した。 石原氏は、宮崎県知事を1期務めた東国原英夫氏(53)、都議会民主党に支援された元ワタミ会長渡辺美樹氏(51)らを退けた。北海道では自民党推薦の現職高橋はるみ氏(57)が民主党など推薦の元農林水産省企画官を破り3選。三重では自民党など推薦の元経済産業省課長補佐鈴木英敬氏(36)が民主党推薦の前津市長らを抑え初当選した。鈴木氏は全国最年少知事になる。 相乗り知事選では、神奈川で元キャスターの黒岩祐治氏(56)が初当選。 【共同通信】
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