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震度速報 [発表時刻] 2011年4月12日 1時51分 気象庁発表
4月12日1時49分ごろ地震がありました。
[観測地域] 福島県中通りなど  [震度] 3  今後の情報に注意してください。詳細



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東日本大震災による影響を開示した企業一覧(31日午後7時現在)

ロイター 3月31日(木)19時36分配信

 [東京 31日 ロイター] 11日発生した東日本大震災で、上場企業は生産設備の操業停止など業績予想に関連する適時開示を東京証券取引所の開示システム(TDネット)で行っている。

 以下は、生産設備などの現状や生産再開の見通しなどを31日午後7時までに開示した主な企業の一覧。多くの企業は「今期業績への影響が見込まれる場合は速やかに開示する」としている。 

 ◎31日午後7時現在

 ・東北電力<9506.T>:津波などの影響により一部地域で停電が続いている。供給力の面では、太平洋側の火力発電所の設備被害が甚大であり、現在、設備被害の詳細について点検・確認中。運転再開には相当期間を要すると見込まれる。また女川原子力発電所については、地震直後に安全に自動停止し、その後、大きな設備被害は確認されておらず安定した状態となっているが、運転再開にはより詳細な点検・確認などが必要。

 ・大塚ホールディングス<4578.T>:連結子会社のイーエヌ大塚製薬(岩手県花巻市)は岩手県花巻工場の施設に被害を受け操業を停止していたが、22日から一部操業を再開し、現在は平常通りの生産体制に戻っている。

 ・日本ピストンリング<6461.T>:栃木工場に続き、日ピス岩手、日ピス福島製造所も31日からほぼ被災前の操業に復帰。

 ・兼松日産農林<7961.T>:仙台事業所(保存木材部東北工場およびプレカット部仙台工場、宮城県大衡村)は30日から全面的な稼働が可能となった。 しかし、社外に保管していた原材料に損傷が発生しており、一部原材料の入荷が困難な状況となっていることもあり、今後の生産、出荷が遅延するおそれがある。

 ・PGMホールディングス<2466.T>:営業を再開したゴルフ場が16コース、4月中に営業再開予定のゴルフ場が11コース、営業再開未定のゴルフ場が7コース。

 ・北越紀州製紙<3865.T>:関東工場勝田工務部は31日から操業を再開。これにより、グループ全工場の生産設備が平常操業となった。なお、関東工場勝田工務部では、4月1日から外部への電力供給を再開する予定。

 ・日立工機<6581.T>:開発、品質保証、ライフサイエンス機器の製造などを行っている勝田工場と電動工具の製造を行っている佐和工場(いずれも茨城県ひたちなか市)は、22日から製品・部品・消耗品の既在庫品の出荷を開始し、30日から一部生産を再開した。現在、4月11日の全生産ライン稼動に向け復旧を急いでいる。連結子会社で主に大型の木工機械を生産している日立工機原町(福島県南相馬市)は現在も操業停止中で、復旧にはまだ時間を要する見通し。

 ・日東工器<6151.T>:仙台営業所(仙台市)と郡山事務所(福島県郡山市)は4日に通常営業を再開。これで、国内営業拠点は全て通常営業。国内の生産子会社もすべて通常の稼働体制となっている。

 ・ブックオフコーポレーション<3313.T>:31日現在の休業店舗は17店舗。うち、直営店・加盟店合わせて9店舗が4月中旬までに順次営業を再開。

 ・新日本製鉄<5401.T>:釜石製鉄所で線材の生産出荷の再開に向けた復旧活動を本格化。当面は製品在庫の出荷、在庫ビレット(半製品)の圧延・出荷などを検討していく。電力工場についても復旧作業を進めていく。損壊した自社港湾設備については、復旧に向けた現地調査を行っている。君津製鉄所は現時点で震災前の生産水準を回復している。

 ・全日本空輸(ANA)<9202.T>:仙台空港の1階部分が壊滅状態となり、仙台空港発着便は全便欠航。東北地方への交通アクセスの充実のために、13日から福島空港へ、29日から山形空港へ、それぞれ臨時便を運航している。

 ・セイコーエプソン<6724.T>:エプソングループは4カ所の製造拠点で被害。このうち、エプソンアトミックス(青森県八戸市)の金属射出成形部品と人工水晶は4月初旬から生産を順次再開する予定。金属粉末は、各設備・装置への津波による浸水被害のため、4月末頃の生産再開を見込んでいる。秋田エプソン(秋田県湯沢市)は22日からすべての製品の生産を再開。セイコーエプソン 酒田事業所、東北エプソンは3月28日

(山形県酒田市)からインクジェットプリンター部品および半導体の一部について生産を再開。エプソントヨコム福島事業所(福島県南相馬市)は福島第1原発のら20キロ圏内にあるため、閉鎖中。

 ・扶桑薬品工業<4538.T>:茨城工場(茨城県北茨城市)は、4月中旬から順次製造開始の予定。 また、立体自動倉庫は落下物撤去が終わり、点検、稼動準備を進めている。

 ・SHOEI<7839.T>:岩手工場は、レーザー加工機を始め、被害を受けた生産設備の修理は完了し、31日から通常稼働に戻っている。

 ・明治ホールディングス<2269.T>:明治製菓の食料事業の2工場(関東工場・蔵王食品)の設備に被害が発生したが、順次生産を再開。薬品事業の工場のうち、小田原工場はすでに出荷を再開しているが、北上工場(岩手県北上市)は、早期の操業再開に向け、復旧作業を進めている。明治乳業の関東・東北地域の市乳工場(牛乳やヨーグルトなどを製造)は、東北工場(宮城県黒川郡)を除きすでに稼動を再開したが、生産量は、計画停電の影響や原料・包装材料の調達がままならないことなどによって、地震前のおおむね2―5割程度となっている。冷凍ピザ・グラタンを製造する茨城工場(茨城県小美玉市)も供給量は地震前の水準を下回っている。

 ・ニコン<7731.T>:操業を停止していた宮城県、栃木県、茨城県にある11製作所・7製造会社のうち、「仙台ニコン」と「宮城ニコンプレシジョン」も、30 日までに順次操業を開始し、これで全ての事業所が操業再開となった。 

 ・クレハ<4023.T>:いわき事業所(福島県いわき市)の自家発電設備の稼動再開は、4月下旬を予定しており、これにあわせて、無機・有機薬品、PPS樹脂などの高機能樹脂、食品包装フィルム用原料などの製造設備の稼動を、在庫状況も考慮のうえ、順次再開。炭素繊維「クレカ」の稼動再開は4月中旬、電池用負極材「カーボトロンP」は、4月1日の稼動再開を予定。主にリチウムイオン2次電池の接着剤として使用される高機能樹脂「KFポリマー」の稼動再開は、4月下旬を予定。

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最終更新:3月31日(木)19時40分

ロイター

 

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