Mr.Showbiz

2005

都議選まで狙われた創価学会の旗色悪い“赤・黄・青”

 東京都議会選挙のイメージキャラにパパイヤ鈴木を起用し、「白木屋」をはじめとするモンテローザの居酒屋などにPR用のコースターを設置。まさに、選挙避難する居酒屋庶民の“浮動票”を取り込もうとの魂胆だが、「投票率、上がれってマジで思ってる?」とは、「週刊新潮」で連載「見ずにすませるワイドショー」の林操。「選挙に行かない連中が多いほど、組織票握ってる党が“まいう~”なんだけど」

 その“まいう~”となるのは、創価学会と一心同体の公明党。なぜならば、パパイヤが学会員だからである。都議選のイメージキャラが発表される1ヵ月前には、まるで「パパイヤは学会員」と宣伝するかのごとく、学会機関紙「聖教新聞」でパパイヤを大々的に取り上げている。実は、これが“囁き戦術”になるというのだ。

 パパイヤは、かつてサザン・オール・スターズのバックダンサーを務めていたが、学会員が原因で脱退した元ギタリストの大森隆志に同調。その後、学会ドップリの研ナオコが司会を務めていた深夜番組「ア・タ・リ」(テレビ朝日)で売れ始めるが、この番組の出演者はオール学会員とも噂された。

 都議選のキャッチコピーは「トギセンサンカ7.3」。それは、学会頼みで学会機関雑誌「第三文明」に“お礼”した松平健の「マツケンサンバ」をモジったようなタイトルで、ノリもサンバ調の派手なイメージ。この広告を制作したのは、フジサンケイグループと芙蓉グループをバックボーンとする総合広告会社「富士アドシステム」だが、主要取引先には「創価学会グループ」が連ねている。

きっかけは、創価学会。

 都議選ポスターのバックをよく見ると、学会の旗色悪い“赤・黄・青”がチカチカとする。ここにも、学会の“メッセージカラー”が潜んでいたのかと。いや、この“メッセージカラー”こそが学会頼りの何よりの証拠である。

 この“メッセージカラー”が露骨に用いられたと言えば、1998年の「K-1グランプリ」。ゴンドラの手すりにチャンピォンベルト、ラウンドガールの水着まで染められ、オープニングには創価大学の合唱団が「第九」を合唱するという。主宰の石井和義は、事前に「聖教新聞」で“ご挨拶”をしていたのである。最近では、K-1選手の武蔵が同紙に登場している。

 フジテレビの企業キャンペーン「きっかけは、フジテレビ。」でも学会の“メッセージカラー”が使われたが、その後にライブドアがフジとの和解で「きっかけは、ライブドア。」と皮肉ったのは有名。これは、いったいナニを意味しようか?ここは、同局「スーパーニュース」の“文化芸能部”に聞いてみよう。

(2005/07/01)
Mr.Showbiz
Décadence Project "" by Seirin.
2003-2009 Mr.Showbiz, All rights reserved.