NHK青森県のニュース 青森放送局
反核燃の日
福島第一原子力発電所で深刻な事態が続く中、原発や核燃料サイクル政策に反対している全国各地の市民団体が10日、青森市で集会を開き、原発に依存しないエネルギー政策を訴えました。
26年前の昭和60年4月9日、青森県が再処理工場をはじめとする核燃料サイクル施設の六ヶ所村への立地受け入れを決めたことから、原発や核燃料サイクル政策に反対している全国各地の団体はこの日を「反核燃の日」と定めて、毎年この時期に集会を開いています。福島第一原発で深刻な事態が続く中、ことしの集会には岩手県や北海道など青森県外の人も含めて例年の1点5倍にあたるおよそ150人が集まりました。
集会でははじめに、原発に批判的な団体の共同代表を務めている伴英幸さんが福島第一原発の事故のこれまでの経過や、周辺環境への放射性物質の拡散状況について説明しました。
その上で、「今回の事故を受けて、若い人も含めて原発見直しの声が高まっている。原発に頼らない電源構成をどう確立するか、考えなければならない」と訴えました。集会の参加者からは「再び爆発が起きるようなことはあるのか」といった質問が出されたほか、原発に依存しないエネルギー政策を求める意見が相次ぎました。
集会に参加した青森市の60代の自営業の男性は「これまで人ごとのように考えていたが、福島の事故を受けて、初めて青森県内にある原子力施設に目を向けるようになりました。自分に何ができるのかを考えたい」と話していました。
04月10日 19時58分
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