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'11/4/10

6陣営の手応え

 広島市長選は14日間の戦いを終え、共産党公認1人と無所属5人の新人6人が有権者の審判を待つ。元市議の大原邦夫氏(61)、共産党県常任委員の大西理氏(45)、前副市長の豊田麻子氏(45)、元市議の桑田恭子氏(49)、元厚生労働省官僚の松井一実氏(58)=自民、公明推薦、会社員の前島修氏(37)。各陣営の幹部たちに手応えを聞いた。

 ▽しがらみのなさ伝えた 【大原邦夫氏陣営】 宮本義洋・後援会代表幹事

 広島を改革できるのは、大政党や組織のしがらみのない大原さんだけ。そうアピールするたびに、古い政治を変えてほしいとの市民の期待を感じた。訴えは通じた。あとは何とか投票率が上がることを願うだけだ。

 ▽災害から命守る都市に 【大西理氏陣営】 角谷進・選対部長

 東日本大震災の救援と復興、原発問題、ムダな大型事業を見直し、くらし・福祉最優先で災害から命を守る広島市にと訴えた。「市長になってぜひ実現してほしい」など多くの共感の声が寄せられた。

 ▽副市長の実績アピール 【豊田麻子氏陣営】 沖田肇・選対本部長

 副市長として2年半の実績や海外勤務の経験を街頭で丁寧に訴えてきた。秋葉忠利前市長の応援もいただき、街中で市民から握手を求められるなど反応がいい。若さとエネルギーで必ず広島の未来を切り開いてくれる。

 ▽市民目線でぬくもりを 【桑田恭子氏陣営】 益本義信・選対本部責任者

 街頭を歩いて有権者に直に政策を訴えるスタイルを徹底した。市民目線でぬくもりのある市政ができるのは誰かを伝えられた。ボランティアが支える選対にも日に日に協力者が増え、手応えを感じている。

 ▽「経済・雇用に活力」浸透 【松井一実氏陣営】 松浦洋二・松井君を応援する基高同窓生の会代表

 市議選、県議選の候補者からの応援と自民党、公明党の推薦を受け「経済・雇用に活力を与える」との訴えが浸透してきた。広島生まれ、広島育ちで被爆2世の新市長を誕生させたいという声がどんどん広がっている。

 ▽若い世代で広島を再生 【前島修氏陣営】 候補者本人

 未曽有の経済危機の中、広島再生のためにはお金を集める目的と若い世代の協力が必要だ。広島五輪は地球上のお金を広島に集める与信であり愛だ。良識ある市民の投票行動が、広島の未来の扉を拓く唯一の手段だ。



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