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'11/4/12

知事「飛行場廃港変わらず」

 湯崎英彦広島県知事は11日、広島市の新市長に松井一実氏(58)が決まったことを受け、県営広島西飛行場(西区)を廃港にする計画について「スタンスに変更はない」と述べた。新市長就任を機に存廃をめぐる議論が市側に再浮上しても、県市共同運営のヘリポートにする方針に変わりがないことを強調した。

 湯崎知事は報道陣の取材に対し「市営化する設置管理条例案を市議会が否決したのは市の最終判断。準備に着手している」と説明。滑走路北端をルートにする広島南道路の工事日程に合わせ、ヘリポート化の手続きを進める意向を示した。

 松井氏は市長選に立候補するにあたり「知事と協議し、市の経済発展や滑走路整備費などを検証して最終判断する」としていた。

 県は現在、ヘリポートの設計準備に入っている。6月開会予定の県議会定例会にヘリポート設置管理条例案を提出。2012年秋にヘリポートに転換する計画でいる。

【写真説明】新市長就任にかかわらず西飛行場のヘリポート化手続きを進める考えを示した湯崎知事



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