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'11/4/12

松井市長「球場跡検討急ぐ」

 10日投開票の広島市長選で、12年ぶりに新しいリーダーに決まった松井一実市長(58)は11日、中国新聞のインタビューに応じた。緑地広場を中心にした旧広島市民球場(中区)の跡地利用計画を見直すため、早急に具体的な議論を始める意向を示した。

 松井市長は、跡地利用の基本的な考え方として「若者を中心ににぎわいの場を整備する。その考えの中で議論してもらいたい」と方向性を提示。「のんべんだらりと議論をやってもらうつもりはない」と述べた。若者や経済界、商店街などによる検討委員会を発足させるとみられる。

 また、広島市長が会長を務める平和市長会議が核兵器廃絶の目標年を2020年までとするキャンペーンに言及。「軍事力をコントロールする政府と市民生活を守る市では立場が違う。オバマ米大統領と広島市長は違う。核兵器廃絶は全力で訴えるが、それを達成させる立場にない」と懐疑的な見方を示した。



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