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'11/4/11

平和・福祉行政に期待や注文

 広島市長選で12年ぶりの新市長に選ばれた元厚生労働省官僚の松井一実さん(58)への期待や注文は―。初当選から一夜明けた11日、市民の声を聞いた。

 「核兵器廃絶に向けた平和行政にこれまで以上に取り組んでほしい」と期待するのは、広島市南区の介護支援専門員下川公子さん(54)。「パフォーマンス先行型ではなく、市民全体が取り組むよう引っ張って」と望む。

 秋葉忠利前市長が検討を主導した2020年夏季五輪招致の断念表明を評価するのは、安佐南区のパート従業員亀井正子さん(66)。「開催費用があれば、高齢者福祉など生活に密着した施策に使ってほしい」。中区の無職段林静枝さん(84)も「年金が減り、医療費は負担が増える一方。福祉政策に力を入れてもらいたい」と訴える。

 西区の無職越地康夫さん(64)は「市民の声をしっかりと聞き、市政を運営してほしい」と求める。県がヘリポート化の方針を示す県営広島西飛行場(西区)については、「ただ単にヘリポートにするのではなく、人が集まってにぎわいを生むような活用策を市側から提案し実現してほしい」と注文する。



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