2011年03月31日 (木)

「原発危機へ総力結集を」 水野倫之解説委員

 

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東京電力の福島第一原子力発電所は地震から2週間以上がたってもいまだに原子炉や使用済み燃料が十分に冷却できない深刻な事態。現場では強い放射線が飛び交う中、事態の拡大を防ぐための懸命の作業が続きます。

原発周辺だけでなく、首都圏も含めた広い地域で放射性物質が検出され、不安も広がっている。今夜の時論公論は原発を冷却して事故を収束させるために今、何が求められるのか、水野倫之解説委員の解説です。

 

 福島第一原発の1号機から4号機はこのまま冷却がうまくいかず燃料の溶融が進むと大量の放射性物質の飛散につながる恐れもあり、絶対に回避しなければなりません。

そのためにもまずは原子炉と使用済み燃料プールを冷やして、安定的な状態に持って行けるかどうかが焦点です。

 

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 このうち1号機から3号機の原子炉には、仮のポンプで水の注入が続きます。しかし、燃料棒の一部は溶融し、高濃度の放射性物質を含んだ水が原子炉から漏れているとみられタービン建屋や建屋の外にたまっているとみられます。

また4号機も含めて使用済み燃料が十分に冷却できず、毎日のように水蒸気とみられる白い煙が立ち上ります。プール内の水の蒸発が続いているとみられることから内部からの注水に加えて、ポンプ車による外部からの放水が続きます。

ただこれらはいずれも応急的な措置で、冷却機能の完全な回復に向けて、外部電源やポンプなどの復旧が不可欠、しかし現場の強い放射線が作業を妨げています。

 

 こうした事態は特に津波によってもたらされたものですが、その後の東京電力の危機対応には疑問を抱かざるを得ない。電源をすべて喪失し、冷却機能が失われた事態を甘く見てはいなかったでしょうか。

 

 特に1号機については原子炉の水位が下がり燃料が露出する危険性があったのに、原子炉への海水の注入が結果として遅かった。燃料が露出し、発生した水素によって建屋が爆発で吹き飛んでしまいました。海水の注入は廃炉につながることから判断に躊躇があったのかもしれない。しかし対応が後手に回った結果、3号機と4号機でも同じような水素爆発を招いてしまいました。

 

 

 

 情報の発信についても混乱が続きます。原発の状態や事故対応については東京の本店と現地の福島事務所が初日から発表を行っていますが、その内容にはズレも多く、特に本店が状況を把握しきれていない場面が目立ちました。今週も建屋の外で見つかった放射性物質を含む水について、公表まで丸1日かかったことに批判が集まりました。

 東京電力は4年前の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発が被災した際に、火災が発生しているにもかかわらず十分な情報発信ができなかったことを反省し、福島第一原発にも緊急時対策室を整備するなど対策をとってきたはず、その教訓が生かされているとは言えません。

 

 また政府も当初は東京電力に任せきりで、1号機の水素爆発について詳細を発表できたのは爆発から5時間もたってから、事故対応を主導できませんでした。東京電力との統合対策本部が設置されたのは地震発生から5日目。最近こそ重要な事項については政府主導で発表が行われるようになったが、専門的な内容について枝野官房長官が説明しきれない場面も多くあります。

 

 今回のようにすべての安全系が作動しない事態を、東京電力はきちんと考えてきませんでした。これまでの知識や訓練がほとんど役に立たなくなっていることを意味しています。もはや東京電力という一企業だけでは対応できない国家的な緊急事態で、日本中のあらゆる知恵と技術力を結集する必要があるのです。

 

 

 そのためにもまずは内閣府の原子力安全委員会がもっと前面に立って対応すべきだと思います。

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 原子力安全委員会は原子力船「むつ」の放射線漏れ事故をきっかけに発足した原子力安全の目付け役です。5人の委員は総理大臣が任命し、日本の原子力施設の安全規制の基本的な考え方を決めるほか原発の建設に当たっては原子力安全保安院の安全審査の妥当性をチェックし安全性に最終的なお墨付きを与えてきました。

 しかし事故以来、顔がほとんど見えず、国民に向けて初めて見解を示したのは事故から12日たってからです。斑目春樹委員長は、官邸に対して助言する黒子に徹していたと釈明し、その後は原子炉の状態などについて見解を示してはいますが、説明がまったく不足しています。

 アメリカで同じように安全確保の役割を担う原子力規制委員会は、今回の事故に関する集中審議を行って議事録を公開し、ホームページ上では事故の影響などについてアメリカ国民向けにQ&Aまで整備しています。

 日本の原子力安全委員会には原子炉や核燃料など、各分野ごとに専門家の部会が組織されています。事故は長期化することが予想されており、今こそ、部会のメンバーを総動員してこの事故をどう収めるのか議論を始めるべきです。また部会のメンバー以外にも全国の大学やメーカーなどの原子力研究者や技術者、それに消防や建設会社など大型の機材を持つところにも声をかけ、事故への対応を行うための技術力を安全委員会のもとに結集して、有効な対策をリストアップしてほしいと思います。

 そして政府や東京電力に対し、その時々に応じて取るべき対策をアドバイスするのと同時に、国民に対しても事故の状況や放射性物質の人体への影響などについてわかりやすく説明してほしいと思います。

 

 

 こうした専門家などからの技術協力を得るためにも、東京電力はもっと現場の詳細な状況を説明し、公開していくべきです。使用済み燃料プールへの放水を求められた東京消防庁ハイパーレスキュー隊は、原発の配置図をもとに都内でシミュレーションを行い、隊員の被ばくを抑えるため車に載ったままホースを伸ばす訓練をしていました。しかし現場に到着したところ、水素爆発によるがれきが散乱していたため、結局ホースの設置は車の外で手作業で行わざるを得ませんでした。あらかじめ現場のことがもっと分かっていれば、より効率的に放水ができ、隊員の被ばくをさらに抑えることができたかもしれません。

 現場の状況が詳細に公表されれば、あらたに投入できる機材や技術、対処方法について協力の申し出があるかもしれない。現場の状況は刻々と変化しており、最新の状況を公表してほしいと思います。

 そして政府には、この事故の見通しを示すことを求めたい。30キロ圏内で避難や屋内退避をしている住民の間には、いつまで避難しなければならないのか、家に戻ることが果たしてできるのか不安が増しています。またそれ以外の地域でも農産物などの摂取制限の措置が取られ、住民は先が見えず困っています。

 

 政府は専門家の解析をもとに事故がいつ収束できて、放射性物質の閉じ込めが完了するのか明らかにすべきです。もしも見通しが示せないと言うなら、その理由も明確にすべきです。そうでなければ国民は政府や東京電力が悪い情報を隠しているのではないかという疑いを持ってしまいます。良い情報も悪い情報も出したうえで、その時々に国民がどう対応すべきかをわかりやすく示してほしい。

 

 最後に、原発内は今、放射線との戦いとなっています。現場の放射線がきちんと測定されないまま作業が行われた結果、被ばく事故も起きてしまいました。こうした事故が二度と起きないよう作業員の安全を第一に考えた体制を組んで収束に向けた作業を進めていってほしいと思います。

 

投稿者:かぶん | 投稿時間:16:39  | カテゴリ:取材エピソード
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コメント(43)

全くその通りだと思う。これだけの時間が経っても東電の対応の質が全然変わらない。政府が財政支援を決定した段階で、管理を東電から国の組織に移すべきだった。といっても、原子力安全委員会もアリバイ作りのためだけの機関の気もするが!!いまは東電がフランスの支援に真剣に耳を傾けるかが最大の問題。下手をするとまたフランスの支援チームに対して情報を隠蔽してせっかくの好意を無駄にする恐れがある。菅さんはフランスの支援チームを迎えにいくべきだった。

投稿日時:2011年03月31日 17:47 | 佐藤幸雄

非常に的確で論理的かつ作業員や住民への配慮に満ちた卓見です。多くの専門家と言われる先生方よりも、はるかに優れた提言だと思います!
私は原子力安全委員会に不信感を持ってしまいました。
新たなスキームが必要だと思います。

投稿日時:2011年03月31日 19:05 | 辻井 和則

本当にその通りだと思います。

水野解説員が提言されていることは、国民全員が思っていることなのではないでしょうか?


関係各社にもぜひ読んでいただきたい内容ですね。

投稿日時:2011年03月31日 20:42 | KIMA

同意します。
事故が起きてしまった今ではもう遅いが、そもそも津波が来る恐れのあるところに非常用発電機を設置したことが不思議。電気は水を嫌うのは誰でもわかるし、完全防水にしておくべきだったのでは?費用の問題なのか、それとも津波の高さが想定外だったという言葉で片付けられてしまうのか。
責任を問われるのを恐れているのか、率先して事故を終焉させようとするリーダーがいないのも不安。東電も委員会も「上司にきいてから」判断をしているようにみえるのも不安。
少しでも不安を取り除くには、情報の開示しかないと思う。

投稿日時:2011年03月31日 22:12 | 匿名希望

本当に、ここですべての英知を結集して、何とか収拾して頂きたいです。現状では台風どころか、雷雨による落雷ですら何が起こるかわからない状態です。何としてでも先手を打って余裕を作らないと、些細なことで破綻しかねません。奮闘を期待します。

避難範囲なども、影響の大きさを恐れ、小さめの被害範囲に固執するあまり、明らかな疑念が出てきてしまっています。小手先のごまかしではなく、状況に追いつくだけの大胆な手を打つ覚悟が必要だと思います。

投稿日時:2011年03月31日 22:52 | 仁木余市

水野解説員さま、いつも非常に分かりやすい説明をありがとうございます。
馴染みのない言葉たちを平易な表現や、
聞きやすいトーンとスピードでしかも毎日、
話していただけるので、助かっています。

まだすぐに解決に至らないようで、
心配ではありますが、
一日も早い解決を願います。

水野さん毎日大変でしょうが、
私の様な人間には大変ありがたい解説です。

投稿日時:2011年04月01日 00:19 | じゅん

公平な立場で真実を伝えて頂き、感謝しています。いろんな方が状況を曖昧にするために使う、「直ちに影響が無い...」という言葉、有名な大学教授や科学者も良く使われます。そんな中、水野解説委員の解説は、あらゆる面で信憑性が伺えます。隠蔽されるのではなく、真実を伝えて貰えると、一国民として今大変な状況でも、共に乗り越えなくてはならないと覚悟もできてきます。巷では、真実を伝える水野解説委員が、NHKの原発問題の解説から外されたと言われておりますが、そのような事がありませんよう、今後も的確な水野解説委員の解説を私達に届けてください。TVの画面に水野解説委員が出演するのお待ちしております。

投稿日時:2011年04月01日 00:23 | 佐藤 廣子

エントリの本筋じゃなくてアレですけど。
> 毎日のように水蒸気とみられる白い煙が立ち上ります。
「水蒸気」と「湯気」は区別した方が良いです。
「水蒸気」は見えません。

投稿日時:2011年04月01日 06:09 | 774

まことにその通りとしか言いようがない。震災直後には温かかった海外の友人たちからの反応が、原発危機が延々と続くうちに、不安に満ちたものになっている。ぜひこの水野委員の意見を英訳するなり何なりして、海外にも流してほしい。こういう意見が日本にあるということが国際社会に伝わるだけで、全然イメージが違ってくる。

投稿日時:2011年04月01日 09:24 | naniwanonagori

NHKの水野解説員だけが正論を述べているように思える。東電が大スポンサーであること、あったことは間違いないが、新聞社、民放各局も正しい情報を視聴者に伝えて欲しい。今のままではNHK水野氏の独壇場になる。それは国民には不幸なことだ。

投稿日時:2011年04月01日 09:31 | hiro

あ、申し忘れました。水野さまのファッションセンス、よいですね。日本のサラリーマンのお手本になると思います。サルコジと並んでもそん色ないでしょう。

投稿日時:2011年04月01日 09:42 | naniwanonagori

いつも拝見させて頂いております。水野解説員の解説は端的かつわかりやすく解説されており、いつも新しい意見をおっしゃって下さるので、とても頼りにして聞いております。ありがとうございます。誠に、水野さんがおっしゃる通りだと思います。こんな緊急事態にどうして政府も東電も物事をクリアに発表しないのか、国民の不安と不信感が募るばかりです。こんな時こそ、国民の為に総力を結集して頂かないといけません。どうして出来る事全てについて検討し実行しないのか。なにをだらだらとしているのか、本当にこの態度にはがっかりします。アメリカもフランスも出来る限りの協力をしてくれると言ってくれているのですから、このような情報を開示しない政府と東電の態度を続けていては、さじを投げられます。 水野解説員、国民の声を代表して発言してくださり、ありがとうございます。水野さんの熱意、想いは国民に伝わっています。これを機に、政府も東電も心を入れ替えて国民の為に真剣に取り組んでいただきたい。水野さん、応援しております。

投稿日時:2011年04月01日 14:47 | 山本和代

現在の報道は全く客観性を欠いているようにみうけられる政府や東京電力よりのもので、どうしても不信感ばかりが募ってしまう。
しかし、水野倫之解説委員の解説、コメントは、視聴者の側に立って出来うる限りのことを伝えようとしてくださっていると感じている。
どうかこれからも「良心の報道」をしてください。

投稿日時:2011年04月01日 16:50 | 福嶋 礼子

この状況に及んで尚、原子力安全委員会はIAEAの助言すら一蹴してしまいました。この先アレバやW&Bのアドバイスも一蹴するのでしょうか?

とても正気の沙汰ではないように思います。

本当に恐ろしいことです。

投稿日時:2011年04月01日 17:30 | RI- ISAGO

水野さん、各方面から批判や圧力が沢山あると思います。
しかし、他のTV局、新聞も含め、貴方のように的確で冷静にわかりやすく状況を説明、提言している方がいるでしょうか。
日本国民の中にはまだまだTVからしか情報を得ていない方が多いと思います。そういう方達のためにも頑張ってください。応援しております。
私も自分が出来る事をがんばります。

投稿日時:2011年04月01日 19:42 | 熊谷太輔

水野解説委員の解説の実力は本当に国民の宝だと思います。学者さんの言葉は、視聴者にはわかりにくく伝わらないのです。
学者や技術者の言葉を視聴者に分かりやすく説明する職業が解説委員なのですよね。NHKはすごく優秀な人材に恵まれておられるのですね。
震災後からテレビに出っぱなしで大変なご苦労だったと思います。
でも、これからも水野解説委員には、原子力のこと、安全・危険両方説明していただきたいと思っております。
正直な話、水野解説委員の説明が聞けると思うと、受信料を支払うことにためらいもなくなりますし、値上げされてもかまわないと思うくらいです。
かぶんのツイッターやブログの更新も非常に丁寧で、ありがたく拝読させていただいております。
どうか皆様、お体を大事にされて、これからも日本の本当を伝えてください。
我々の世代も頑張って日本を復興させていきますので、事実を必要としています。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿日時:2011年04月01日 23:46 | 井上さおり

これ本当ですか?
最近、水野さんがテレビに出なくなったの気になります。

オフイス・マツナガ(@officematsunaga)の3月31日のつぶやき
http://togetter.com/li/118197

【テレビ事情】 技術者には技術者を!で、ソフトなイメージで話できるひと・・
で各局が人材確保に必死。広瀬、武田は、「エキセントリックさを抽出」して
それに冷静な技術者をあてる。NHKの水野解説委員は「不安を増長させすぎ」との指摘があり、
阪大の山口か?実は東電側は技術者カード多数温存。
officematsunaga
2011-03-31 18:41:16

【テレビ事情】非技術者のNHK水野解説委員が内輪の会議で、専門技術者集団から吊るしあげ。
実は非技術者の広瀬隆もこれで撃沈されかけた。で、広瀬の解説には「自分は専門の技術者でないが」という前フリがつく。
これ教訓。かっての技術者には、今の技術者をあてて反論。面倒になって引っ込む。
officematsunaga
2011-03-31 18:54:42

投稿日時:2011年04月02日 00:23 | 名取健一

用語になってしまいますが、原子力安全委員会は、HPを見ると、対策本部との会合を重ねているようです。国民に正しい情報を渡すには、しっかりとしたバックデータが必要です。確かに、遅かったかもしれません。東電からの情報や、現場の状況、そういったものすら入らない状態で、きちんと情報を渡せないと思います。しかも、避難勧告等の判断を実質せまられているのではなのでしょうか。
これからは、原子力関係者すべてが総力でモニタリング箇所を増やし、データを整理する人・分析する人、政策的な指示を出す人が必要であります。
また、国民に向けて、国の機関がちょこちょこ違うQ&Aを出しているため、混乱が生じています。誰かが主導してきちんとした様々な分野、物理・化学・生物・原子力・放射線防護・気象・心理学等の専門家で特別情報チームを作るべきだと考えています。

投稿日時:2011年04月02日 00:40 | はる

これは庶民の観点を広く深く理解した上での記事です。政治家、東電にも我々の疑問、不安を分かってほしい。かぶんプログに感謝です。

投稿日時:2011年04月02日 01:47 | nsoderland

非常に感動しました。安全委員会はどうしているのかと思います。この人類の危機ともいえる放射能の流出は、前の、原油流出にも匹敵する怖い事態なはずですが、日常にその危機感が伝わりません。

日本の英知、世界の英知を結集して今こそこの国難に立ち向かうべきなのに、日本の政府はそれに伴うパニックばかりを心配しています。

しかし、この状況のほうがより心配であり、さらなる深刻な事態になる可能性が高いのです。

非常に勇気ある解説ありがとうございました。

投稿日時:2011年04月02日 18:04 | さいきゆみ

水野解説委員は公平な情報を落ちついた口調で語って頂けるので、
原発の深刻な状況を視聴者側としても落ちついてきちんと理解することができます。
(不安と危機感は別物であり、この状況で「安全」と謳われる方がよっぽど不安に感じます。)

震災発生後ほとんど毎日出演されていると思いますが、くれぐれもお体に気を付けて頑張ってください。
応援しています。

投稿日時:2011年04月02日 18:59 | 匿名希望

水野さん、いつも分かりやすい解説ありがとうございます。
東電、政府の原発に対する隠蔽体質を水野さん他NHKさんのお力で是非改善してください!このままでは政府、東電の隠蔽を認めたら日本はだめになります。日本を救って下さい。
あんなに大被害があったにも関わらず、原発7、8号機増設を含んで予算を政府に提出して東電は絶対に許せない。日本人の命をなんだと思っているのでしょうか。

投稿日時:2011年04月02日 19:34 | fasa

水野さん!
これからも、国民の代弁者としての
ご活躍を期待しています!!!!!

投稿日時:2011年04月02日 21:16 | Bingo

水野解説委員が出番を絞られてるらしいと最近感じていました。それまで原発問題でNHKがダントツで事実を伝えていてNHKも生まれ変わったかと思うほど感動していたのです。ところが、20日前後から原発問題がチェルノブイリ事故に匹敵するようになってから水野解説委員が朝のタイムに出なくなりました。2週間もメデイアの前から消え「パニック症候群」に陥ったと思われる菅総理と東電の圧力でなければいいが。マスコミも知識人も救国の志を忘れないで欲しい。

投稿日時:2011年04月02日 21:36 | 匿名

記者会見の形態や頻度などをNHKなどマスメディアから
改善要求は出せないのですか?
(出していないのなら、それはそれは批判されうる怠慢と思います。)
なぜ、政府・保安院・東電の会見がいつまでもそれぞれバラバラに開催されるのか不思議でなりません。

また政府はエキスパート(IAEA, 原子力安全委員会、欧米の協力者) をオーガナイズする体制が必要と思います。

そういった危機管理の体制づくりの面についても放送で掘り下げていただきたいと思います。

投稿日時:2011年04月02日 22:07 | takaya

今のメディアは国民の思っていることを話されていない。そんな中、水野さんは国宝です!!

これからもよろしくお願いいたします!!!

投稿日時:2011年04月02日 22:43 | 明日は晴れ

国にとって都合の悪いことも、この緊急事態においてはぜひオープンにしてもらいたい。
放射性物質はヨウ素とセシウムだけなのか?
なぜマスメディアは安全とだけしか言わないのか?
不安はつのる一方です。

人間は先が見えていれば、困難にも耐えられることが医学的な実験でわかっています。

1年、5年、10年、100年、

どれぐらい放射線物質の汚染が続くのか、しっかりと情報公開していただき、きちんと様々な意見がメディアに登場することを期待したいと思います。

投稿日時:2011年04月02日 22:53 | 忽那一平

この大震災で国家的危機になっている福島原発ですが、津波により非常時の設備を無くし、その何もない状況で東電社員は事態の収束へ向け放射能と戦いながら活動しています。現場で作業されてる方達はどんな思いで働いているでしょうか。メディアから対応や原発の在り方、様々な事を厳しく批判され心身共にボロボロの状態です。さらに従業員の家族まで白い目で見られています。これで満足なんですか?確かに放射能漏れは国民の未来に大きく影響があります。あってはならない事が起きました。しかし東電も被災者なんです。にも関わらず原発内で必死に作業されてる方がいるんです。メディアで批判するのもいいですが、それにより視聴者は不安にもなり、その情報を聞き、嫌がらせや脅迫をする人もいます。天災とメディアから責められた東電は果たして十分な復旧活動が出来るでしょうか。東電社員も人間です。東電への批判の前に、放送した情報により視聴者がどう思うのか考えてほしい。原発内は生き物の様に日々良くも悪くも変化しています。放射能を浴びながら作業し緊迫する現場で作業するのは座ってパソコンを打っているのとは違います。正確な判断はその現場ででしか判断出来ません、現場ででしか本当の危機を打開する事は出来ません。見守っていて欲しいです。

投稿日時:2011年04月02日 23:13 | km

水野さん、
応援しています!
風潮に相乗りして過剰に批判をする解説が多いなか、水野さん、解説と提言を聞くと、深刻さを理解し不安になる一方で、冷静に受け止めようと心を動かされます。そしてその後、ではどうしたらいいかを考えさせられます。

これが安心とか信頼を得る過程ではないかと強く感じました。
その意味で、どう伝えるかがとても大切だと気付かされました。頑張ってください!

投稿日時:2011年04月02日 23:37 | yk

恥ずかしながら 普段はNHKを見ることは ありませんでした
この東日本大震災で どこのテレビを見ても 大丈夫大丈夫という言葉ばかりで テレビをつけても不安 消しても不安でした
その中 水野解説委員、山崎記者は この状況は危ないということや とてもわかりやすい言葉で解説をしていただき 少なくとも私は何か 胸につかえてたものが取れた気がしました 原発と関係ないことで、わたくし事ですが 私は 被ばく3世です。 といっても何も体には 問題はありません ですが 放射能をあびた祖父や祖母が 被爆者とい差別があったというのは 昔から聞いていたことでした 今の福島の原発で被爆者だからという 風評被害がでてきてるのに とても胸が痛みます 何が正しくて 何が間違ってるのかをきちんと
伝えていかなければ すべてが憶測になって もしかしたらとんでもない勘違いをしてしまうかもしれません
せっかくテレビやインターネットなどなど 便利なものが増えて人が知ったり 伝えたりするのが 簡単になってるのに それが いろんなしがらみでできないなんて 悲しいです だから そんなへんな世の中に 水野さん、 山崎さんの解説や 時に見せる感情を一緒に共感できるのが 私は嬉しいです 
どうか お体をご自愛ください そしてこれからも そのままで 解説を続けてくださいね    

投稿日時:2011年04月03日 01:25 | 田村 かおり

すばらしい論説。

水野さんにお願いがあります。

震災直後と同じように頻繁にテレビに顔を出して、鋭い、ニュアンスに富む表情をこれからも見せてください。水野さんの表情に何かマズそうなことが現れたら、マズいことが原発で起きているんだろうなと思っている視聴者は少なくないと思います。

選挙とかに出ないで、すみませんがこれから30年、福島に元の海と川と緑と、人の笑顔が戻るまで、解説してください。

投稿日時:2011年04月03日 06:20 | cj3029412

同感です。当初から原発の状況を「極めて深刻」と解説してたのはNHKの水野解説委員だけ。その筋の学者たちは異口同音に「すぐに人体に影響なし」ばかり。なかには不安がるのは「愚の骨頂」と言い切った学者や出荷停止野菜を「私なら毎日バリバリ食べる」と庶民をこばかにした大学教授も出現。学者の貧困を感じた。水野解説委員の真摯な報道姿勢は際立つ。

投稿日時:2011年04月03日 10:28 | 戸隠ファーム

『内閣府原子力委員会(http://www.aec.go.jp/index.html)』にしても
『経済産業省‐原子力安全・保安院(http://www.nisa.meti.go.jp/)』にしても

  ● 原子力業界の監督
  ● 国内外での日本の原子力技術の推進

という二つの相反する役割を担っている体制では、互いのやるべきことを実現できるとは思いません。
※THE WALL STREET JOURNAL.記者の意見参考 http://on.wsj.com/g8tEz7

投稿日時:2011年04月03日 13:28 | RING

大変意義のある解説でした。
自社の利益を優先するのが企業というものだから、原発事故が起こったときに東電を作業から外すべきだったと私は思っています。
また、政府とは独立した委員会を設置すべきだとも思っています。
このままでは、国民の疑心暗鬼は解消されません。

投稿日時:2011年04月03日 15:26 | 越尾憲子

有名大学の教授の人たちが、よくテレビで解説していますが、水野さんの解説のほうが分かりやすいです。
国民は不安でたまりません。
これからも水野さんの解説がききたいです。

投稿日時:2011年04月03日 16:27 | まみ

初めまして。

今回の事故に関してはNHKさんしか見なくなりました。
これからも正確な情報をよろしくお願いいたします。そして、皆様お体にはくれぐれもご自愛を。

投稿日時:2011年04月03日 23:42 | sai

水野さんは日本国民を代表する正義の味方、ありあとう!

投稿日時:2011年04月04日 01:00 |  匿名希望

名取様
こんにちは。
お疲れ様です。
…どなたかのブログでも見かけたのですが、
ゴミ・ブログなど、わざわざ発見して
気にしたり、掲載する必要など無いのでは…?
既に震災発生後20日も経ち、本当にいい解説者が
居るのであれば、既にその人(たち)は
画面上に出ていると思います。
負け惜しみ強いなー、と思います、色々言っている人々は。
…私は14日の月曜日に水野さんを初めて見て、
「この人についていこう!」と思いました。
それは今考えてみると、多分、非常時ならではの「直感」
のようなものだったと思います。
…でも、一応、その前の土日に他局も比較してみましたが。
「煽っている」どころか、水野さんのお陰で、不安が消え、
落ち着いたという人が大半だと思います。
騒ぎ立てず、見守りましょうね!

東京都世田谷区
阿部

投稿日時:2011年04月04日 10:47 | 阿部 真理子

水野さんの解説は真摯で非常に明解である。
たぶんTVで話せないこともだいぶあると思われるのでいつか本にして出版してほしい。
また一段落したら次のことをTVで放送してほしい。
1)女川原発3基、福島第二原発4基が1Fと異なりなぜ津波の被害から免 れたか。
2)福島第一の炉心メルトダウンを救ったFUKUSHEIMA50(東電社員)の
 活躍を特集してもらいたい。

投稿日時:2011年04月04日 12:11 | 福島愛好者

わかりやすい解説をいつもありがとうございます。
本当に最初から最後までその通りだと思います。

事故が起こってからストリーミング配信でずっとNHKのニュースを拝見し、水野さんの解説にどれだけ助けられたことか。
他の専門家という方たちが詭弁でわけのわからない説明を続け、まるで危機感のない言葉にうんざりとしていました。

海外でも情報の少なさにいらだった報道をしていました。

1、3号機の爆発が日本では、まるでたいしたことのないかのような報道でしたが、海外では大変な爆発だと言われていました。

原子力安全委員会が全く出てこない状況、保安院もなんとなく人ごとの発言、
いったいどこが責任を持ってこの処理にあたっているのか、腹立たしいです。

これからも水野さんの解説に期待しています。
いろんな圧力もあるとは思いますが、頑張ってくださいね。

投稿日時:2011年04月04日 13:52 | 海外より

福島原発の敷地を囲むように巨大な壁を作り、そこに水を入れ、建屋ごと水没させる事は出来ないのでしょうか?それ以外安全に終息させる方法はないと思うのですが。

投稿日時:2011年04月05日 03:48 | 匿名

 毎日、水野さんの解説に耳と心を傾けて必至に情報を収集しています。今私たちに大事なこと、それは本当の情報を正しく腹に落とすことです。本当の情報をタイムリーに見聞きし、それを自分のおかれた状況に合わせて正しく行動することだと思っています。
 私たち家族はこの季節の風下120キロ地点で生活しています。生活物資はスーパーでも容易に調達することができるようになりました。しかし、野菜などは「風評被害」と呼ばれている某県産のものが多く売られています。今は農家の方には申し訳ありませんが買う気にはなれません。水道水も飲めません。空気すら吸う気になれません。
 しかし、私達がそんな気持ちを持たざるを得ないのは、今の情報が行動の指針になるには不十分だと感じていることに他なりません。水野さんはじめ、かぶんの皆様の熱意ある解説でどうか東電・政府をもっと動かしてください。毎日、水野さんのお話を聞かないと落ち着きません。それほど頼っています。今一番の情報源、NHKの報道の力を信じています。よろしくお願いいたします。

投稿日時:2011年04月06日 00:49 | yukie

 いつも分かりやすい説明をありがとうございます。震災直後からの真摯な報道に感銘を受けています。
 水野さんの「総力結集を」の呼びかけに全く同感です。
 今回、海水注入などによる冷却の遅れが深刻な事態を招いたとの認識が広がっているようです。中国の新型の原発は、全ての動力源が絶たれた時は、重力によって冷却水注入ができるようになっていると聞きました。
 福島第一原発と同型の原発の場合、使用済み燃料棒は稼動していない原子炉建屋の貯蔵プールに移し、1000t以上の容積を持つこのプールに真水を常に蓄えておき、緊急時にポンプ車などを使って、炉心に冷却用の水として注入できないのでしょうか。納まりきらない使用済み燃料棒は専用施設を用意して冷却、保管すべきと思います。稼動中の原子炉と使用済み燃料棒が同一建屋内にあることを危険に思います。
 これから安全基準の見直しや緊急時の対応についての議論が始まると思いますが、原発の危険性を訴え続けてきた技術者、研究者、ジャーナリストの方々の声が十分反映されることを願っています。
 最後に日々奮闘されておられる関係者の皆様のご尽力に深く感謝申し上げます。

投稿日時:2011年04月09日 22:35 | 涼介

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