1967年、教皇 パウロ六世の呼びかけにより、ヴァチカンに「正義と平和委員会」が設立され、全世界の司教協議会にたいしても同じ趣旨の委員会を設けるようにという要請が出されました。それは、貧困、抑圧、差別のなかで、人間としての当然の権利を奪われ、苦しみの叫びを上げている多くの兄弟姉妹に愛をもって応えるためでした。日本でも、1970年「正義と平和司教委員会」が発足し、これと平行して信徒による自主的な活動も始まりました。さらに74年、これら司教による委員会と信徒の活動を一本化し、今日の「日本カトリック正義と平和協議会」がスタート。世界、特にアジアにおける社会正義と平和の実現のための活動を開始し、現在にいたっています。