NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

石原氏“安心な暮らしに努力”

4月10日 22時48分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

石原氏は、今回の都知事選挙で、震災や原発事故に伴う対策が焦点となったことについて、「東京は防災について完全な都市じゃないからもっと安心して暮らしたいという都民の期待をかなえる努力をしなくてはならない」と述べました。

また、石原氏は「福島原発の危機を目の当たりにして国内に緊張が続いている。それなのに日本はパチンコ屋と自動販売機で1年に1000万キロワット近い電力が使われ、ちょうど福島の原発の電力と同じくらいになる。国はこの機会に電力の消費の在り方について政令を出して抑制しなくてはならない」と述べました。そのうえで、原子力発電については「化石燃料が枯渇する時に原発そのものを否定すると世界中が混乱する。この事故をきっかけにエネルギーの問題について腰を据えて重層的に議論する必要があると思う」と述べ、政府に求める対応として「国民の不安にどう向き合うのか、専門家の意見を聴いて何年後にどうなるのかをきちんと伝えないと避難者も生活のめどが立たない」と指摘しました。また、東京都政を巡っては、これまで進めてきたオリンピックの招致について「9年先の話になるが今のうちに手を挙げて希望を持って復活に臨むことが一つの大きな刺激になる」と述べ、震災後も招致に前向きな意思を示しました。