東電、最大級の大型ポンプ車購入 原発事故対策で東京電力が福島第1原発への放水作業などに使うため米国から購入した大型コンクリートポンプ車=11日、成田空港 福島第1原発事故で高所からの放水作業などに使うため、東京電力が米国の建設会社から購入した世界最大級のコンクリートポンプ車が11日、大型輸送機で成田空港に空輸された。車体には日の丸と星条旗が描かれていた。 東電などによると、ポンプ車はアームの長さが約70メートルで、毎時160立方メートルの放水が可能。ドイツの重機メーカーが製造し、70メートル級は世界に5台しかないという。東電が現場に投入中のコンクリートポンプ車3台は、50メートル級2台と60メートル級1台。 12日と14日にも、米国とドイツから70メートル級など2台が空輸され、放水のほか、高所からの映像撮影などに使用する。当面は、千葉県東金市の工場で整備や操作訓練を行うため、現場投入は2週間以上先になる見通し。東電が確保したコンクリートポンプ車は14日には計9台となる。 【共同通信】
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