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2009/02/04 15:25 KST
音楽市場拡大に1275億ウォン投入、政府中期計画


【ソウル4日聯合ニュース】文化体育観光部の柳仁村(ユ・インチョン)長官は4日、「音楽産業振興中期計画」を発表し、向こう5年間で国庫1275億ウォン(約83億円)を投じ、国内音楽産業市場を昨年の8440億ウォンから2013年には1兆7000億ウォン規模に拡大すると明らかにした。

 これに向け、公信力のある音楽チャート「K−POPチャート」(仮称)を新設し、音楽産業の基本統計を算出する根拠とするとともに、このチャートの海外放映を通じ韓国音楽の国際化を図る。また、チャート発表と連携し米グラミー賞のような国内最高権威の大衆音楽賞の制定も進める。

 公演市場の活性化に向けては、総事業費98億4000万ウォンを投入し、オリンピック公園内オリンピックホール(3900席)と文化コンテンツセンター内コンテンツホール(360席)を大衆音楽専用ホールにリモデリングし、12月にオープンする計画だ。ソウル・芸術の殿堂と肩を並べる規模の「大衆文化の殿堂」の建設も進める。また、2013年までに総事業費600億ウォンを投じ、京畿道高陽市の韓流ウッド内に大衆文化芸術貢献者のための名誉の殿堂や関連展示室、3000席規模の公演ホール、韓流スター特別展示館などを設ける。

 このほか、大衆音楽の国内市場活性化に向け、全国3万5000カ所余りのカラオケボックスが健全な余暇活動と音楽コンテンツ消費の空間として活用されるよう、地域別に模範店の選定し、新型映像伴奏機器を支援するなどの政策も実施する。さらに▼韓中日巡回アジアミュージックマーケットの新設▼優秀なインディーズ・非主流ミュージシャンへの支援▼著作権の取り締まり強化▼大衆音楽分野の国際的な人材育成▼韓国音楽データセンター構築――なども進める計画だ。

音楽産業振興中期計画を発表する柳長官=4日、ソウル(聯合ニュース)