NHK香川県のニュース　高松放送局

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選挙権ない人に投票用紙交付

香川県議会議員選挙の高松市の投票所で、選挙権のない男性に投票用紙を渡し、この男性が投票するミスがありました。
高松市選挙管理委員会によりますと、高松市の瀬戸内保育所に設けられた投票所で、１０日午前、３０代の息子とともに訪れた父親から「息子の入場券が届いていない」という申し出があったため、職員が本人確認をしてこの男性の投票所入場券を再交付しました。
男性は入場券を名簿対照係に渡し選挙人名簿との照合を受けた上で投票用紙を交付され、投票したということです。
しかし、昼ごろに交代した職員が選挙人名簿を見て、投票した男性は成年後見人制度の被後見人で選挙権がないことに気付いたということです。
選挙管理委員会によりますと選挙人名簿にはこの男性は選挙権がないことを示す印がありましたが、入場券と名簿を照らし合わせる係が見落としたということです。
男性の票はほかの有権者の投票と同じく１票として扱われるということです。
高松市選挙管理委員会の杉山勝委員長は、「もっとも基本的な確認事項の誤りで、市民の皆様の信頼を裏切ることとなったことは大変遺憾です。今後とも、選挙事務研修を徹底し、再発防止に万全をつくしたい」というコメントを出しました。

04月10日　19時06分

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