Field of Dreams

川崎フロンターレでは、「Mind-1ニッポン」を合言葉に、東日本大震災の被災地への復興支援活動を行っていますが、この活動が一過性でなく、被災地の復興の目処が経つまで継続性を持って行うことが重要と考え、中長期的な支援計画「Mind-1ニッポン プロジェクト」を立ち上げ、クラブ、そしてクラブに携わる全ての人と力を合わせて継続的に支援活動を実施しています。

http://www.frontale.co.jp/mind1_nippon/index.html
復興支援マッチとして、川崎vs横浜FCの練習試合（45分×3）が入場無料で行われました。サッカー観戦禁断症状に陥っているので、横浜ＦＣに期限付き移籍している宮崎選手のプレーを見に行くことに。等々力競技場ではソメイヨシノが六分咲きでした。
入場無料、最高気温17℃で、本番並みに出足が早いと予想しました。今日は14時キックオフで12：30開場予定、シート貼りは朝7時からです。7時前に並んだらさすがにフリエサポに悪いと思い、7時過ぎにシート貼りに行くと誰もいない。。。主力応援団のシート貼りもなく、前から4番目。。鹿サポの性（さが）で気合入れこみすぎました

今日は入場無料で、競技場内3か所で義援金募金活動を実施します。開放する観客席はゴール裏1階とバクスタ1階席・2階席、メインスタンド席は閉鎖して、福島県からとどろきアリーナへ避難されている方に対し「試合への招待」「春日山部屋力士協力によるちゃんこの炊き出し」「選手の慰問」を実施します。
左SB宮崎選手のプレーを間近で見たいので、アウェイ側ゴール裏1階の、フリエサポの応援の迷惑にならないメイン側端っこの最前列で陣取ります。募金を済ませ座っていると鹿ユニが珍しかったのか、川崎のチームマスコットのふろん太君（イルカに憑りつかれた少年？）がポーズをとってくれました。
アントラーズもそうですが、メイン側の一番端っこは、会場入りする選手たちとのふれあいコーナーになっているので、フリエサポに遠慮して場所を空けときました。フリエサポは選手を呼び止め、サインや写真撮影まで頼んでました。「そこまでやらせるか（ウチはできん）練習試合だからだろうか。。。」と思っていると、八百屋のオッサン岸野監督が出てきて雑談まで始めてびっくりサガン鳥栖の監督時代はキャップのつばを後ろにしてるイメージが強い監督サンでした。

横浜ＦＣのチームマスコット『ふり丸』を初めて間近で見ます。ＳＦチックなマスコットですね
横浜ＦＣの選手がアップする前にゴール裏に挨拶に来ました。宮崎選手に声をかけるチャンスだったのですが、鹿島の選手と違ってゴールの真裏まで行って、ゴール裏中央で整列して挨拶するんですねどおりでメインスタ側はガラガラな訳だ。。。

宮崎選手のクロスの精度は相変わらず安定してました。

観客はよく入りましたね。
公式発表で15,241人の大入りでした。カズ効果でしょうか。。。

ウォーミングアップ時間終了で選手入場。選手全員、「Mind-1ニッポン」の白いＴシャツを着ていました。

両チームの選手・スタッフ全員で、「Mind-1ニッポン～東日本大震災復興支援活動」のダンマクを前にして集合写真を撮っていました。

宮崎選手は45分1本目スタメンで登場しましたが、川崎の積極的なプレスに押し込まれてからボールを持っても、前に選手がいないので下げることが多く、フリーランニングしてもボールが出てこない。迷ってボールをとられたシーンもあり、チームに馴染んでいるのか心配です横浜ＦＣも開幕戦後中断してたので、チームとしての成熟度はこれからなのかもしれませんが。

試合は11分、PA間際で川崎選手にファウルを与えてしまい、中村憲剛のFK。ピッチレベルで憲剛とGKを結ぶ線上の位置から見ていました。壁になっている選手の足の隙間から蹴った瞬間は分かるのですが、次にボールが見えたのは左端の壁の上から出た瞬間。あ、左だ！と思った瞬間、ボールがネットに吸い込まれている感じで、右に体重をかけたGKは動けず。至近距離のFKはボールを落とすのが大変ですが、GKが止めるのは難しいことがよくわかります。4分後PAエリア内で川崎選手を倒してしまい、矢島がPK決めて2-0。

横浜の攻撃チャンスは3回ほどしかなく、昨年のJ1の5位とJ2の6位のチーム力の差が感じられました。

それにしても川崎は主力応援団が本番モードで応援しているのに、横浜FCのゴール裏のヌルさ加減には驚かされました。等々力競技場のゴール裏自由席は、立ち見席で椅子がなく、ひな壇に柵があるだけなのですが、立って応援しているのは中央付近の2か所だけ。立ち見用の柵もないメイン寄りは皆座ったままの観戦です。子どもたちが前の通路を駆け回り、さながらキッズルーム状態でした

宮崎選手は1本目、大した見せ場もなく終了

2本目22分、キング・カズが途中出場すると、スタンドが湧きました横浜ＦＣゴール裏からもこの日初めてチャントが聞こえました。

メインスタンドのダンマクが横からだと読めず気になっていたので、バクスタ中央に回ると、福島を応援するダンマクでした。そういえば横浜ＦＣも胸スポンサーが『ふくしまの米』のシーズンがありましたね。

45分の2本目は88分、今年横浜マリノスから移籍した山瀬功治が得意な角度からミドルシュートを決め3-0。ゲームへの興味がなくなり、関心は両チームのマスコットへ。

ふろん太君、ちょっとオカマチックじゃない？

胸に当てる手も、小指が立っている感じ。

着ぐるみの中身は女の子じゃないでしょうか？

そしてふり丸。。。くちばしが怖いんですけど

頭に生えている角？アンテナ？を見て、なぜか「怪獣ブースカ」を思い出してしまいました（全然似てないのですが）

45分の3本目が始まる前に帰りました。これ以上川崎の応援を聞かされていると、去年までなかなか等々力で勝てなかったトラウマが呼び起されそうだったので（3本目にまた宮崎選手が出たらしい。）

川崎フロンターレの1本目のスタメン11人が、福島県南相馬市などから３８世帯１０４人が避難している「とどろきアリーナ」を訪れ、炊き出しを行ったそうです。（当初は大相撲春日山部屋の力士と合同でちゃんこを振る舞う予定でしたが、八百長問題の影響を考慮して部屋側が参加を自粛したらしい。）

Ｊリーグ全体で復興支援していこうとする気持ちが感じられた一日でした。