被災者の情報をできるだけ正確に伝達 - 「助けあいジャパン」開設
2011/03/23
東日本大震災で被災した人々の状況を、できる限り正確に伝えるため、内閣官房震災ボランティア連携室 連携プロジェクトとして、3.11 救援情報サイト「助けあいジャパン」が開設された。
同サイトでは、青森/岩手/宮城/福島/茨城/千葉の各県の被害・復旧状況に関するさまざまな情報源を知ることができるほか、災害時のボランティア活動についての基本的な注意事項、被災地で役に立つ情報へのリンク集、募金情報、震災情報マップ、消息情報などが提供されている。
ただし、内閣官房震災ボランティア連携室の湯浅誠室長のメッセージにもあるとおり、前例のない大きな被害のため、「個人のボランティアが現地で活動するにはまだ十分な受け入れ体制が整っているわけでは」なく、現時点での活動は、災害時支援のプロや被災地市内・県内在住の方に限られている。
しかし、義援金や各都道府県の支援物資受付、また被災者の一時避難所受け入れなどさまざまなボランティアのかたちがある。何より、今回の震災の復興には長い時間がかかる可能性がある。「基本的インフラが回復した後も、一人ひとりのニーズに寄添った息の長い支援は必要」と湯浅室長は訴えている。
同サイトは主旨文の中で、「携帯電話、インターネット、ソーシャルメディアが発達し、一人ひとりが発信し、共有できる情報の量は格段に増えています。これまでは聞こえて来なかった小さな声を聞き、きめ細かいニーズを吸い上げ、個人の力、チームの力を無駄なく大きく生かす工夫ができるはずです」と記している。
震災ボランティア連携室長からのメッセージ、同サイトの主旨文に目を通し、これから続く「助けあい」に参加していきたい。
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