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70mアーム持つ注水車到着

4月11日 16時21分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の冷却作業を行うため、使用済み燃料のプールにピンポイントで注水できる世界最大級の70メートルのアームを持った特殊な車両が、11日、アメリカから成田空港に到着しました。

成田空港に到着したのは、70メートルのアームを持つ世界最大級のドイツ製のポンプ車で、通常は建設現場でコンクリートを流し込むために使われているものです。東京電力によりますと、福島第一原子力発電所では、すでに同じように長いアームを持った車両3台で冷却作業に当たっていますが、11日到着したのはさらに8メートル長いということで、アメリカの建設会社で使われていたものを購入しました。貨物機に乗せられたポンプ車が成田空港に到着すると、係員が特殊なスロープを設けて慎重に降ろしていました。ポンプ車は千葉県内の工場に運ばれ、点検や操縦の訓練が行われたあと、現場の作業で具体的にどのように使うか検討するということです。