Yahoo!ニュース
ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]



ここから本文です
[PR] 

屎尿だめの廃棄物を使い「下水油づくり」、作業場を捜査=重慶

サーチナ 4月11日(月)15時38分配信

 重慶市雲陽県警察は10日までに、屎尿(しにょう)だめや周囲に捨てられていた廃棄物を利用して「下水油」を作っていた男の身柄を拘束し、作業場を捜査したことを明らかにした。中国新聞社が報じた

 下水油は生ごみや排水溝、下水管に付着した成分で使った油で、安価な食用油として飲食店などに売られるケースが多い。中国では2010年ごろから大きな社会問題になり、各地の当局が警戒を強化した。

 記事によると、容疑者は同県雲江道にある重百大楼南側の屎尿だめに8日、三輪オートバイで乗りつけ、ポリタンク十数個に屎尿だめや周囲から各種の廃棄物をあつめていた。挙動不審との通報があっため、現場に急行した警察官2人が孫容疑者を尾行すると、容疑者は市街地から8キロメートルほど離れた農村部の民家にポリタンクを運び込んだ。

 警察官が踏み込むと、屋内には各種容器や加工用器具があり、ガソリン用のポリタンクに入った“製品”の下水油も大量に置かれていた。屋内の床は汚物まみれで、「天まで立ち上るような臭気」だったという。

 警察は違法製品の製造・販売を取り締まる商工所の担当官にも連絡し、捜査を進行。容疑者の男1人の身柄を拘束し、下水油200キログラム以上を含む証拠物を押収した。

 容疑者によると、民家を借りて下水油の製造を始めたのは3月。販売ルートを築くにはいたらず、作った下水油はまだ売れていなかったという。(編集担当:如月隼人)

【関連記事】
バキュームカー爆発、汚物ぶちまけ逃走…屎尿泥棒の疑い濃厚=中国
工場爆発でアンモニア大量噴出…悪臭強烈・帰宅ためらう住民も=浙江
「下水油」の名で国民関心―中国政府が「生ごみ再生の食用油」厳禁
発がん性の再生油売る業者「取り締まり? 知らんねえ」=南京
“下水油”をエコな燃料油に…村で実験失敗、16人中毒=中国

最終更新:4月11日(月)15時38分

サーチナ

 

この話題に関するブログ 1件

関連トピックス

主なニュースサイトで 重慶市 の記事を読む

PR

carview愛車無料査定
PR
ブログパーツ

海外トピックス

注目の情報


PR