「全日本」(10日、後楽園ホール)
船木誠勝(42)が永田(新日本)との同世代対決を制し、3・21両国国技館大会のタッグ戦敗退のリベンジを果たした。船木はかつてヒクソンと、永田もミルコ、ヒョードルという超大物と戦っており、初一騎打ちも格闘色を織り込んだシビアな攻防を繰り広げた。
キック、関節技で追い込まれながらも掌打で対抗。最後はバックドロップを浴びた後、ハイキックをブロックして右ハイをぶち込む逆襲劇で永田の3連勝を阻止した。だが内容には不本意で「逆転を狙うしかなかった。クロスのカウンターを決めたかったが、余裕はなかった」と言う。
難関突破で計4点とし、Aブロックは4人が首位を並走。残る2試合も「絶対に落とさない」と、2年連続決勝進出へ執念を見せる。昨年は鈴木に敗れて準優勝に終わったが「今年は最後まで突っ走って、3冠を狙いに行く」と、初Vで3冠王座再挑戦をもぎ取る腹積もりだ。
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