国際【日々是世界】「後ろから殴られた」大震災支援にからめ 韓国メディアが「竹島」明記の教科書批判+(1/3ページ)(2011.4.5 08:46

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【日々是世界】
「後ろから殴られた」大震災支援にからめ 韓国メディアが「竹島」明記の教科書批判

2011.4.5 08:46 (1/3ページ)
ソウルの明洞(ミョンドン)地区で、東日本大震災の被災者への募金箱にお金を入れる人たち=17日(共同)

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ソウルの明洞(ミョンドン)地区で、東日本大震災の被災者への募金箱にお金を入れる人たち=17日(共同)

 文部科学省が3月30日に公表した、来春から使われる中学校教科書の検定結果に対し、韓国メディアがやはり非難の声を高めている。非難の矛先は、言うまでもない竹島(韓国名・独島(ドクト))に関する記述と取り上げが増えたことに向けられたが、東日本大震災被災地への韓国側の援助にからめた対日批判がまず目立った。

「共生の機運に冷水」

 韓国紙、朝鮮日報(電子版)は3月31日のコラムで「韓国では後ろから殴られたような思いだという反応が相次いでいる。われわれは世界のどの国よりもいち早く数十万人が日本支援の募金に乗り出した。にもかかわらず日本は独島を自国領だと主張。教科書を通じた挑発に及んだ」と指摘。中央日報もコラムで「韓日間に友好が芽生える雰囲気だった。韓国国民の大半は日本の地震に心を痛めた。せっかく共生の機運が高まった韓日関係に、日本政府が冷水を浴びせる理由が何か気になる」と日本側の態度に疑問を投げかけた。

 しかし、今回の“日本教科書報道”では、「独島問題と震災への人道支援は別」との意見が一方で目立つ。

 中央日報(電子版)は社説で「人道主義的レベルで広がっている対日支援の熱気が教科書のために冷めるのは望ましくない。未曽有の災難で苦痛を経験している隣人に対する温かい支援はずっと続かなければならない。人道主義と独島は別の問題であることを知らない国民はいないはずだ」と人道主義の大切さを訴えた。

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ソウルの明洞(ミョンドン)地区で、東日本大震災の被災者への募金箱にお金を入れる人たち=17日(共同)

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