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◆プロボクシング ▽ノンタイトル8回戦 ○石田順裕(1回1分52秒 TKO)ジェームス・カークランド●(9日、米国・ラスベガス) プロボクシング元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者で同級4位の石田順裕(35)=グリーンツダへ移籍手続き中=が9日、米ラスベガスで行った再起戦で大番狂わせを演じた。ノンタイトル8回戦で、27戦全勝の次期世界王者最有力候補、WBO世界ミドル級4位のジェームス・カークランド(27)=米国=と対戦し初回に3度のダウンを奪い1分52秒で衝撃のTKO勝ちした。石田は23勝(8KO)6敗2分け。
苦労人が聖地・ラスベガスで奇跡を起こした。石田は日の丸の鉢巻きを巻いてリングに上がると、いきなり決めた。開始わずか20秒、右ショートでダウンを奪うと、1分10秒過ぎにも右ストレートで2度目のダウン。さらに追撃の右でカークランドを倒すと、レフェリーは試合を止めた。1分52秒。「トレーナーの指示通りにやれたと思う。向こうはやっぱりなめてたと思うし、(最初の)ショートは狙ってました」。極東から来た35歳が、大観衆の視線を独り占めにした。
相手のカークランドは27戦無敗(24KO)。過去に犯罪で2度服役しブランクがあるため、世界王座についた経験こそないが、年内にも世界王者を期待されたサウスポー。この試合は前回からわずか2週間しかあけておらず、調整相手として“かませ犬”が必要だった。石田は昨年10月の王座決定戦に敗れ、暫定王座から陥落。海外での再起戦を模索し、グリーンツダジムへの移籍の手続き中で、満足な調整も行えていないと思われ白羽の矢が立った。
世界中が驚いた完勝で、世界ランク4位から上昇が確実。この試合で一躍脚光を浴び、再び世界挑戦の機会も巡ってきそうだ。今後も海外での試合を予定している石田。35歳で世界奪取に成功すれば、日本人では最高齢記録となる。“終わった”と思われていた男は不死鳥のようによみがえった。
◆石田 順裕(いしだ・のぶひろ)1975年8月18日、熊本県玉名郡長洲町生まれ。35歳。大阪・興国高―近大。卒業後は児童施設職員をしながら競技を続行。アマ戦績は101勝15敗。00年にプロデビュー。09年12月にWBA世界スーパーウエルター級暫定王座を獲得。昨年10月に正規王座決定戦で判定敗け。186センチの右ボクサーファイター。家族は妻と1男1女。
(2011年4月11日06時01分 スポーツ報知)
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