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東日本大震災:久喜の液状化、地質調査を実施へ 市、住宅補償は示さず /埼玉

 東日本大震災による液状化現象で、100世帯以上の住宅が傾くなどの被害が出た久喜市南栗橋地区の復旧をめぐり、住民と市の話し合いが10日、久喜市伊坂の栗橋文化会館「イリス」で開かれた。今回が4回目で、初めて田中暄二市長も出席した。

 参加した約450人の住民が、液状化は区画整理をした旧栗橋町(久喜市と合併)の責任として、市側に補償を求めたのに対し、市側は、道路と上下水道などのライフラインについては市の責任で復旧するものの、個人の住宅への補償には難色を示した。また区画整理に問題があったのかを調べるため地質調査をし、来月中旬をめどに中間報告を行うとした。

 同地区は80年代に旧栗橋町が区画整理事業として宅地造成した。市は現在、住民から出されたり災証明書の発行申請を受けて半壊、全壊の認定手続きに入っている。【西村隆】

毎日新聞 2011年4月11日 地方版

 
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