蒼国来、星風に引退勧告へ…八百長関与が認定

　日本相撲協会は１１日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、八百長問題の特別調査委員会が幕内・蒼国来（中国出身、荒汐部屋）と十両・星風（モンゴル出身、尾車部屋）の調査結果を報告した。協会関係者によると、両力士は八百長関与が認定されているとみられる。２人は同日午後１時前に国技館に到着し、理事会の会場に入った。

　関係者によると、特別調査委は２３人の関与を認定した１日以降、継続調査対象になっていた蒼国来と星風から再度聞き取りを実施。前竹縄親方（元幕内・春日錦）の証言も重ね合わせて判断した。

　特別調査委は関与を否定している両力士に引退勧告、監督責任を問われる２人の師匠に１階級降格を提案するとみられる。関与認定者はこれで２５人となる。