(cache) 高濃度汚染水、午後にも移送 福島原発2号機 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 高濃度汚染水、午後にも移送 福島原発2号機


     津波で浸水した福島第1原発。上から6、5号機、少し離れて1、2、3、4号機。着色された所が浸水部分(東京電力提供)

     福島第1原発事故で東京電力は10日、2号機タービン建屋近くの立て坑にたまっている高濃度の放射性物質を含む水を、同建屋内の復水器(容量3千トン)に収容する準備を進めた。午後にも移送を開始する。

     高濃度の汚染水は1~3号機のタービン建屋内外で見つかっており、総量は約6万トンとみられている。原子炉などの冷却機能を復旧する作業を阻んでおり、早期の除去が課題となっている。

     2号機タービン建屋では、満杯だった復水器の水を別のタンクに移し替える作業が9日に終了した。立て坑に設置した水中ポンプで汚染水をくみ上げ、ホースで空の復水器に送り込む。

     高濃度汚染水の貯蔵先の一つに予定されている集中環境施設からは、比較的低濃度の汚染水を海に放出する作業が続いた。10日朝までの放出量は約8900トンで、同日中に残り約200トンの放出を目指す。

      【共同通信】