2011年4月11日12時53分
統一地方選での民主党敗北から一夜明けた11日、与野党から政権批判の声が噴き出した。公明党の山口那津男代表は記者会見で「民主党が国民から事実上の不信任を突きつけられた」。自民党の逢沢一郎国対委員長も「菅首相には任せられない。今の民主党政権には委ねられない、という国民の答えだ」と語った。
民主党内では小沢一郎元代表に近い議員を中心に、執行部の責任を問う厳しい声が上がる。川内博史衆院議員は「菅内閣では何をやってもうまくいかないという世論が突きつけられた。辞任してもらいたい」。近く執行部の責任を問うための両院議員総会の開催を求める考えを示した。
一方、枝野幸男官房長官は同日の記者会見で、「いろんな意見があるのは当然。そうした意見も真摯(しんし)に受け止めながら、しっかりと責任を果たしていくことが重要だ」と語り、菅政権として引き続き政権運営にあたる考えを示した。