インタビュー

更新日:2011年4月1日

Kalafina

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Kalafina インタビュー 目でも楽しめるライブで、そこから世界と繋がりたい アニメやゲームの楽曲を手掛ける、ヒットメーカー梶浦由記の新プロジェクトとして、劇場版「空の境界」(全7作連続劇場公開作品)の主題歌プロジェクトとして結成されたボーカルユニットKalafina(カラフィナ)。2008年1月、デビューを飾った彼女たちは、Single『oblivious』で鮮烈にデビュー。以後3作連続オリコンウィークリーシングルチャートTOP10入りの快挙を成し遂げる。以後アルバム2枚をリリースし、セカンドアルバム「Red Moon」はオリコンウィークリーチャート5位にランクイン。2011年2月には、人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のエンディングテーマとして、9th Single『Magia』をリリース。また、ライブ活動も本格化させ、国内に留まらず、2010年には初の海外ワンマンライブツアーを台北・上海・香港で開催。約2000人を動員するなどライブで大成功を収めた。そんな、国内外で高い人気を博している彼女たちに、話を伺った。

__今回、初めてeo音楽にご出演いただけると言うことで、まず3人でお互いをご紹介いただけますか。

Wakana

Wakana:それでは、私はKeikoをご紹介します。Kalafinaは、2007年に劇場版「空の境界」の主題歌を歌うというオーディションから結成されたグループで、私とKeikoは、2008年デビューからの初期メンバーです。彼女は頑張り屋で、いつも私のやる気を引き出してくれる存在で、そして、いつも気持ちを素直に表現してくれるので、本音を言い合える、とても尊敬しているメンバーです。

Keiko:私はHikaruをご紹介します! Hikaruは2nd Single『sprinter/ARIA』から加入したメンバーで、私やWakanaとはまた違った透明感のある歌声を持っているので、彼女が入ったことによって、Kalafinaは歌の幅が広がったと思います。とても女の子らしく癒しオーラをまとっている子なので、彼女のまわりにはいつも独特のゆっくりした空気が流れています。テンポの早い私がセカセカしている時、Hikaruの傍にいるとちょっとほっとして、いつも癒されてます(笑)。

Hikaru:それでは、私はWakanaさんをご紹介しますね。彼女はすごく明るくて、自分よりメンバーを思いやる気持ちのある優しい女性です。そして、とにかく、すごく声が美しいです! ファンの方たちは、「女神さま」という表現をするくらい神々しい歌声で本当にステキです。儚い曲を力強くて繊細に歌いあげるので、心のなかの矛盾とか葛藤も浄化してくれます。どん底に落ちた時やすごくイヤなことがあって前向きになりたい時に、自分の精神に訴えかけるような、心を揺さぶる歌声を持った女性です。

__ご紹介ありがとうございます! お話を聞いていて、皆さん、お互いをとても尊敬し合っている事を感じました。そんな皆さんの私生活って全く見えないですよね(笑)。

Wakana:そうですか(笑)。普段も、一緒に映画を見たり、ご飯を食べに行ったりとても仲が良いですよ。毎日一緒に居すぎて、お休みで2日間くらい空くと、「なんかあったら電話しなよ!」みたいな感じで寂しくなったり…(笑)。ちなみに、Keikoは、こんな可愛い顔をしていますが、実はものすごく体力があって、“マッスルリーダー”です。最近は、ホットヨガにはまっていて、自分の筋肉の付き方をすみずみまで把握して、それを事細かに私たちに話してくれるんです。

Keiko

Keiko:なんだか気持ち悪い子みたいじゃない(笑)!? Hikaruは、自分のペースを持っている子なので、アワアワと動じているところを見たことがないです。いつも、寝るかパズルかクロスワードをしています(笑)。

Hikaru:基本的にひきこもりタイプなので、休日は完全に家で、寝るかパズルか映画鑑賞や本を読んだりして、もくもくと一人遊びしています。外には全く出ないですね。私が、インドア派、Keikoがアウトドア派、Wakanaが中間くらいですね。でも、Kalafinaで、一番変化しているのはWakanaだと思います。最初にあった時は、ショートカットで前髪も短くて、可愛らしい感じからキレイになりました。

Keiko:なにも変わっていないのは私くらいだね(笑)。そんなKalafinaです。

__(笑)。2008年2nd Single『sprinter/ARIA』で、3万人のオーディションの中から選ばれたHikaruさんがメンバーに入られ、それから徐々にライブ活動を本格化していったんですね。

Keiko:Kalafinaには、リーダーがおらず、メンバー個人個人が各分野で、ひっぱっていくというスタンスで、それまでは、外に出て活動はしていなかったんですが、Hikaruが入ったことは、Kalafina二期スタートという感じでしたね。

Wakana:結成当時は、こんなにライブが出来るグループとは思っていなかったし、手探り状態の中でKalafinaが形成されていき…。不安もありましたが、たくさんのファンの方に支えられて、その思いを一緒に共感できるメンバーといることを、とても幸せに感じています。

Hikaru

__2010年は台北・上海・香港をまわるアジアツアーを行われましたね。それを経て、感じたことはありますか。

Wakana:アジアツアーをまわったのは、とてもいい経験で、音楽で国境を越えられるということを改めて感じました。言葉でいうととても簡単ですが、実際ライブをやってお客さんと触れ合うことで、人種を問わずにKalafinaの音楽を好きでいてくれるということで、繋がれるということを実感しました。海外のお客さんたちは、すごくフレンドリーで、言葉が通じないということに、尻込みすることはなくて、“言葉が通じないからこそ伝えないといけない”という前向きな気持ちになりましたね。

Keiko:そうだね。ライブは聞かせるだけではなく、目でも楽しんでもらいたいということを、去年のツアーから3人で挑戦しています。曲の世界観について、みんなが見えている景色を掘り下げて、リズムのとり方や立ち姿ひとつにしても、試行錯誤しながら、細かいことを積み重ねていくうちにライブが変わってきた気がします。

__それでは、Kalafinaとして今後の野望はありますか。

Wakana:目標としてはまず全国ツアーに挑戦したいですね。半年や1年をかけて、日本全国をまわりたいです。そこから世界に広げていきたいと思っているので、呼んでいただけるならどこへでも行きます!

__Kalafinaの今後のご活躍楽しみにしています。今回は、ありがとうございました。

写真:米田真也
文:辰巳春香

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