日進市は7日、市教委生涯学習課の40代の男性主査が、市から補助金を受けている市民団体の事業費33万5000円を自分の借金返済に充てていたことを明らかにした。市は6日付で主査を停職6カ月の懲戒処分とし、主査は同日付で退職した。また、市長を減給(30%)1カ月、副市長を減給(20%)1カ月とし、教育長ら上司4人も減給の懲戒処分とした。
市によると、主査は生涯学習にかかわる任意の市民団体の通帳、キャッシュカードを管理していた昨年6月11~13日、カードで現金計33万5000円を引き出し、パチンコなどの遊びでできた借金の返済に充てたという。昨年11~12月、全額を口座に戻していたが、今年3月、上司に告白したという。
市は、任意団体の会計は団体側が管理するなどの再発防止策を取る。【岡村恵子】
毎日新聞 2011年4月8日 地方版