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【芸能・社会】

ふくい舞 築地本願寺で震災復興支援ライブ

2011年4月11日 紙面から

 シンガー・ソングライターのふくい舞(26)が10日、東京都中央区の築地本願寺で開かれた「はなまつり〜震災復興支援チャリティーイベント」にゲスト出演し、ライブパフォーマンスで盛り上げたほか、被災地への募金活動も行った。

 「はなまつり」は釈迦の誕生記念として同寺が毎年開催している行事。今年は東日本大震災の影響で開催自粛も検討されたが、被災地復興支援に趣旨を変え実施した。

 京都出身のふくいは母方の実家が浄土真宗系の寺という縁で招かれた。境内の桜が満開の花をつけた中、特設ステージでふくいは、「被災者の方を勇気づけられるように、自分のできることを頑張っていきたい。笑顔のあふれる日本になるように協力していきましょう!」とあいさつ。08年のデビュー曲「アイのうた」や好評の新曲「いくたびの櫻」など5曲を熱唱。自作曲をアカペラで歌うサプライズも披露し、観客から大きな声援を受けた。

 ステージ後などには募金箱を手に「よろしくお願いします!」と義援金への協力を呼び掛けた。ふくいは新曲に連動した全国ツアー「櫻前線北上ツアー」を予定していたが震災の影響で中止。現在は被災地の支援も踏まえた新たなツアーを計画している。

 ふくいは「新曲には再生の祈りが込められています。再生を人生にたとえ、限りある時間の尊さを感じながら前進することの大切さを感じてもらえたらと思います。来年の桜の季節まで、いろいろなところでこの歌のメッセージを伝えていきます」と話していた。

 

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