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【プロ野球】

岩村 震災孤児に愛の手 子ども支援基金設立

2011年4月11日 紙面から

震災孤児支援プロジェクト設立を明らかにした岩村=QVCマリンフィールドで(武藤健一撮影)

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 楽天の岩村明憲内野手(32)が10日、東日本大震災で両親が亡くなったか、行方不明になっている東北地方の子どもたちを支援するプロジェクト「いわて復興エイド基金」を、ほかのジャンルのスポーツ選手らと共同して設立したことを明らかにした。

 盛岡市内で室内ゴルフスタジオを主宰するプロゴルファーの金谷嶺孝さん(41)が呼び掛けた基金で、岩村は知人を通じて設立に加わった。今後、チャリティーイベントや募金活動などを通じて義援金を集めていく。楽天の西村弥内野手、元楽天コーチの池山隆寛氏、プロゴルファーの深堀圭一郎、片山晋呉らも賛同している。

 楽天ナインとともに7日に仙台に戻った岩村は同日深夜に震度6強の余震に遭い恐怖を感じた。一方で、翌8日に宮城県内の被災地で、非常時にもかかわらず、笑顔を絶やさない子どもたちに強い感銘を受けた。「人間には強い、弱いがある。子どもたちははるかに力を持たない。明るい未来を築くのはその子たちなので、周りの大人がサポートしないと」と心に刻んだという。

 厚生労働省のまとめによると、震災孤児は1次調査の時点で82人にのぼり、内訳は岩手県44人、宮城県30人、福島県8人。1児の父でもある岩村は「まずは子供たちの生の声を聞くのが大事。この1カ月は我慢していたと思うし、何が必要なのかな、と。それで次にやっていかなければいけないことが分かる」。自ら“あしながおじさん”となって遺児救済に心血を注ぐ。基金に関する問い合わせは、バーグルゴルフスタジオ(電)019・629・2234へ。 (鶴田真也)

 

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