「まさに国難。日本人全員がもう一回スクラムを組み直そう」。4選を果たした石原慎太郎氏(78)は午後8時45分ごろから東京都港区の選挙事務所で記者会見し、抱負を語った。
100人を超える支持者に大きな拍手で迎えられ、事務所に入った石原氏は防災服にポーカーフェース。開口一番「何かあったんですか」と述べて会場を沸かせ、ようやく満面の笑みを浮かべた。
「『我欲』を抑えて自分の生活をつましくする決心をしないと、日本はもたない」と持論を述べ、危機感をあらわに。東京はパチンコ店や自動販売機の消費電力が多過ぎると指摘し、「東京は貧乏になっても我慢できる。東京の力を国のためにささげよう」と呼び掛けた。
4選については「同じことをやるしかない。プラスアルファ災害対策」と述べ、被災地支援にも積極的に取り組む考えを示した。
[時事通信社]