政治【統一選】小沢氏「菅降ろし」でゴーサインか 小沢派決起へ+(2/2ページ)(2011.4.11 03:00

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【統一選】
小沢氏「菅降ろし」でゴーサインか 小沢派決起へ

2011.4.11 03:00 (2/2ページ)

 小沢氏は10日、沈黙を保ったが、最近は側近議員らと会合を重ねている。小沢グループが決起するのも時間の問題といえる。グループ内には首相にリコールを突き付けるため両院議員総会を開催させ、代表辞任を求める緊急動議の可決をはかることで、首相の退陣を実現するシナリオもある。

 一方、各知事選や県議選での「自民優勢」の報告を受けた自民党の閣僚経験者は「月曜(11日)からは『是々非々』ではなく、『是・非々』でいくぞ!」と力を込めた。平成23年度第1次補正予算案の早期成立には賛成するものの、今後の国会審議で首相の震災対応への対決色を鮮明にしていくというわけだ。

 脇雅史参院国対委員長は「選挙結果は首相には任せられないという評価だ。震災で大変な時期だからこそ早く代わってもらいたい」と強調した。

 同党は今後、首相に批判的な西岡武夫参院議長や民主党反主流派とも連携を模索する考えだ。6~7月の第2次補正予算案の編成後をにらんで、衆院での内閣不信任決議案や参院の首相問責決議案の提出のタイミングをはかる。

 自民党は首相延命のための大連立は拒否したものの、党重鎮の間では「民主党政治だけで(復興を)やりきれるのか」(大島理森副総裁)との認識が強く残っている。与党内の「菅降ろし」の動きと連動すれば政局は一気に流動化する。

 「第1次補正予算案が成立した段階で、首相は身を引いた方がいい」

 与党内からは早くもこんな声も出ている。(加納宏幸、佐々木美恵、坂井広志)

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