『袖振り合ふも多生の縁』の御方々,久しき別れとも成りぬべし.病愈々重くパソコンを家の者に預けぬ
アバター灯せる限りは吾生ける証と思し給ひ,吾をな探し給ひそ.忘れてこそ給へ.
寂しさにアバターに吾猫を伴ひ『宇宙の果』に侍らむ.
病重くなるままに親に申すやう「己死に侍りぬとも,とかく例のやうにせさせ給ふな.学びたき事の多く侍れば,必ず帰りまうで来べし」.子は己一人に在らざれば,義孝少将がやうにはならざらめ.
縦んば,病癒ゆるとも,思慮をば欠く言の葉にて人を傷つけし己が如き者に質問・回答す資格無しとこそ思ふなれ.
言の葉は諸刃の剣の如し.人を傷つけたる報ひにて,吾も傷付き,身も心も病みて侍る.使ひ捨てIDにも振り回され疲れ傷付きて侍る.
古典の世界に誘ひ賜ひし御二方には,質問し申したき事侍れど,未だ,怒り解かで居給ふべしとて,遠慮す事こそ心残りなれ.
句読点に『,.』を使ひしは数学への未練にこそ侍りしか.吾使ひ侍りしはMacintoshなれば,句読点に『,.』を用る者有らばこそ,吾家の者かとも思ひ給へ.固定し候へば.吾に放置し侍りき副ID『牡丹』一つのみ侍るとも,同じアバターにこそ侍らめ.
『後鳥羽院御口伝』に「西行は歌詠み,定家は歌作り」との記載有り,我は歌詠みにこそならめと思ひしを
此様な歌のみ詠めてやめるなり.
露深み鶉となるも音に鳴かず里に残れる夢の月影
エーデルワイス,花言葉『尊き思ひ出』
2011/4/2
回答し侍りし質問は皆『解決済』と成りぬ.吾,気を患ひて侍る.吾をな探し給ひそ.打ち忘れ果ててこそ給へ.知恵袋には戻るまじ.
山を越えまた山越えて花を見る夢の枕に月を袂に
2011/4/4
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於鴻臚館餞北客序 江相公
前途程遠
馳思於鴈山之暮雲
後會期遥
霑纓於鴻臚之曉涙
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