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【社会】

パッキン取り付けミスか 東通原発、発電機油漏れ

2011年4月9日 20時17分

 東北電力は9日、東通原発1号機(青森県東通村)で非常用ディーゼル発電機の停止につながった油漏れは、ポンプの隙間を埋めるゴム製のパッキンを表裏を逆に取り付けていたことが原因とみられると発表した。東北電はパッキンを新品と交換、同日午前中に復旧した。

 東北電によると、発電機のポンプを分解したところ、表裏が逆で一部が破損していた。この発電機は3月中旬に点検を終えたばかりで、東北電はなぜミスを発見できなかったか調べる。

 同原発には3台の非常用発電機があるが、7日夜の余震時は2台が定期点検中で、外部電源の途絶で1台が作動。しかし、外部電源が復旧した後、油漏れが見つかり、停止させた。

 経済産業省原子力安全・保安院は9日、2台以上の非常用発電機を動作可能とするよう電力各社に指示したが、東北電は「2台の発電機の点検終了を前倒しするなど、早急に対応を検討したい」としている。

(共同)
 

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