New Remodeling Test -I's Plant Another Story- (4)
どうも皆様こんばんは〜。
今夜でアイズ・プラント二次創作、
『New Remodeling Test -I's Plant Another Story-』は終了となります。
色々語る前にまずは続きをご覧下さい〜。
( ・ω・)っ
New Remodeling Test
-I's Plant Another Story-
![New Remodeling Test 49](http://megalodon.jp/get_contents/57277281)
(4)
![New Remodeling Test 38](http://megalodon.jp/get_contents/57277282)
ヒタヒタヒタヒタ…
薄暗い通路を歩くあかり。
その動きは一切の無駄が無く、
まるで機械仕掛けの人形が歩いているようだった。
ポウッ…
『…………。
(現在移動中…。
後30秒ほどで最終調整室へと到着致します…。)』
再び発光体による報告を行った。
もはや今のあかりは改造によって自我を失い、
口から紡ぐ言葉の代わりに発光体の光で報告を行う、
意思を持たない完全な素体へと改造されてしまっていた。
それはまさに操り人形も同然だった。
![New Remodeling Test 39](http://megalodon.jp/get_contents/57277283)
ガチャリ…
白を基調とした部屋、
壁面に発光体が立ち並ぶその空間に完全な素体となったあかりがいた。
その身体は円形の装置に固定され、
身動き一つしないその様はまるでオブジェのようにも見えた。
ポゥッ…
『…………。
(身体の固定完了…。
これより最終調整に入ります…。)』
あかりが発光体で報告した。
その時だった。
![New Remodeling Test 40](http://megalodon.jp/get_contents/57277284)
ブゥ…ン。
あかりの身体についている全ての発光体の光が消えた。
「ん…んむ…?
(あ、あれ…わ、私…?)」
瞳の色が青色に戻り光が宿ると、
正気に戻ったあかりは戸惑った。
「んっ、んんんっ!?
(な、何これ!?
何で私の身体にこんな物が!?
どうしてこんな所に拘束されているの!?)」
改造されている間の事を覚えていないあかりは、
自分の置かれている状況、
そして改造された自分の身体を見て半ばパニックを起こしていた。
するとあかりを拘束している装置から、
胸・臍・秘部・腰・アナルに取り付けられた発光体に光が浴びせられた。
![New Remodeling Test 41](http://megalodon.jp/get_contents/57277285)
ピィィィ…
「んんんんっ!!
(あくぅぅっ!!
こ、これ、ひび、響くぅっ!!
奥まで響いてジンジンするのぉっ!!
さ、触られてないのにぃっ!!)」
発光体に浴びせられた光に身悶えるあかり。
それは発光体があかりの性感帯に、
そして性器そのものとなった事を示していた。
![New Remodeling Test 42](http://megalodon.jp/get_contents/57277286)
ピィィィィィィ…
「んむっ、んむぅぅぅぅっ!!
(やめてっ、やめてぇっ!!
これ以上されたら、おかしく、おかしくなっちゃぅぅぅっ!!)」
激しい快感にあかりの瞳が虚ろになり始めると、
光を浴びせられている発光体に光が灯った。
すると首から下の発光体の周りからあかりの皮膚が変質し始めた。
![New Remodeling Test 43](http://megalodon.jp/get_contents/57277287)
ズズズズズ…
「んんっ!?
(な、何なの!?
身体が、身体が黒く…!!)」
変質は瞬く間に広がり、
あかりの身体の首から下は黒いラバー状になってしまった。
「んんん…。
(そ、そんな…私の身体がぁ…。)」
身体の変化を嘆くとさらに両腕と両脚に快感が走った。
![New Remodeling Test 44](http://megalodon.jp/get_contents/57277288)
ゾクゾクゾクゾクゾクッ!!
「〜〜〜〜〜〜っ!!!!
(あはぁぁぁぁっ!?)」
見るとあかりの両腕と両脚のラバーが黒から青に変色していた。
「んんっ、んんんんんっ!!
(もうっ、もう嫌ぁっ!!
私の、私の身体をこれ以上変えないでぇっ!!)」
泣き叫ぶあかり、
涙が流れるその目は次第に色を変え始めていた。
ザワザワザワッ!!
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
あかりが声にならない声を上げた。
両腕・両脚の変色部分から青いラインが、
快感を伴って上へ向かって伸びたのである。
それは胸元の発光体へ収束し、
そこから首を上って行った。
「んんんん…。
(ああああ…どんどん…わたしの身体が…、
わたしの身体じゃなくなってく…。
もう…わたし…元に戻れなくなっちゃう…。)」
あかりの心が自分が自分でなくなる絶望に支配され始めた。
その瞳は変色が終わって赤色に染まっていた。
ポゥッ…
胸元の発光体に光が灯った。
するとあかりは全てを諦めたように目を閉じた。
「んん………っ。
(もう駄目…。
身体の改造が100%完了して…、
完全に「アイ」と接続されてしまってる…。
何もかもが気持ち良すぎて…、
もう…意識を…保てない…。)」
意識が堕ちるその寸前、
あかりの脳裏に東明日香の姿が浮かんだ。
「(東さん…ごめんなさい…。
わたし…あなたを助けられなかった…。)」
![New Remodeling Test 47](http://megalodon.jp/get_contents/57277291)
ガチャッ。
あかりが心の中で謝罪すると、
あかりの頭にバイザーが被せられた。
『調整最終段階…アイズ024のケースに基づき…、
接続率の上昇を行います…。』
あかりの口から言葉が出た。
しかしそれはあかりの言葉では無く、
あかりの口を借りて発せられた言葉だった。
![New Remodeling Test 48](http://megalodon.jp/get_contents/57277292)
『あかりさん…あかりさん…。』
「ん…んん…?」
自分を呼ぶ声がしてあかりは目を覚ました。
「私を呼ぶのは誰…って、きゃっ!?」
あかりが声を上げて飛び起きた。
薄暗く紫色の光が灯る部屋の中、
あかりは全裸で横たわっていたのである。
「わ、私、何でこんな格好で…?」
あかりが戸惑っていると声を掛けられた。
「目が覚めた?あかりさん。」
「その声は…。」
声のした方を振り向くと、
そこには消息を絶ったSRPのエース、
東明日香があかりと同じく全裸で立っていた。
「あ、東さん…!?」
その姿を見た時、
あかりの脳裏に今までの記憶が蘇った。
「あ………っ。
(そうだ…私…東さんを助けようとして…、
逆に捕まって…色々改造されて…、
結局…助けられなかったんだ…。
でも…東さんはここにいる…。
前と変わらない姿で…。
そっか…これは夢ね…。
東さんを助けられなかった私の罪悪感が…、
こんな夢を見せているのね…。)」
![New Remodeling Test 49](http://megalodon.jp/get_contents/57277281)
目の前の状況をあかりは夢と認識した。
そしてあかりは謝った。
「ごめんなさい…東さん…。
私…あなたを助けられなかった…。」
「ううん、いいのよ。
これは仕方の無かった事なんだから…。
今度の敵は到底わたし達の手に負える物では無かった…。
だから助けられなくても…気に病む事じゃ無いのよ…。」
「でも…私…絶対にあなた達を助け出すって決めたのに…。」
あかりがそう言うと明日香は首を振った。
「ううん、謝らなければいけないのはわたしの方よ…。
わたし達を助け出す為にあなたに無理をさせて…、
色々と辛い目に遭わせてしまった…。
その結果…あなたの身体はわたし達と同じように改造されてしまって…。」
「東さん…ううん、明日香さん…アスカ…。」
ギュッ…
あかりが名を呼ぶと明日香が抱き締めた。
「辛かったでしょ…?
苦しかったでしょ…?
でも…もうそんな思いをする必要は無いわ…。」
![New Remodeling Test 50](http://megalodon.jp/get_contents/57277293)
「そう…なの…?」
「もう頑張らなくても良いわ…。
もうあなたもわたしも後戻りは出来ない…だから、
アカリも一緒になりましょう…?
わたし達と一緒に…。」
明日香が誘いの言葉を掛けた。
その瞳は赤く染まり、
顔には笑みを浮かべていた。
「アスカと…みんなと一緒に…。」
『そう…アカリ。
あなたもわたし達と一緒に…、
「わたし達」になるの…。』
「わたしも…『わたし達』に…。」
明日香の言葉をそのままつぶやいたあかり。
その瞳も明日香と同じように赤く染まっていた。
『さあ…一つに…アイズになりましょう…。
アイズになって…アイの為に働きましょう…。』
『うん…わたし…わたし達に…アイズになる…。
アイズになって…アイの為に…働く…。』
『ありがとう…んっ…♪』
『んむ…♪』
身も心も「アイ」に委ねたあかりの唇に明日香が唇を重ねた。
![New Remodeling Test 51](http://megalodon.jp/get_contents/57277294)
ボゥ…
あかりの額と口の発光体に光が灯った。
『最終調整完了…、
定着率…接続率…共に100%に達しました…。
状態…オールグリーン…いつでも起動出来ます…。』
あかりが報告するとバイザーが外れ、
身体の拘束も外れた。
露になった目は赤く染まり、
意思を宿さぬ人形のようになっていた。
そして表情からも一切の感情が抜け落ちていた。
ポゥッ…
『…………。
(自発型素体改造プロセス…完了致しました…。
素体番号ex001…いつでもアイズとして起動出来ます…。)』
発光体を光らせてあかりが報告した。
すると壁面の発光体からあかりの額の発光体に光が当てられた。
ピィィィ…
【素体改造完了を確認…「アイ」への対面を許可する…】
ポゥッ…
『…………。
(対面許可…了解…。
「アイ」の元へ参ります…。)』
コツ…コツ…コツ…コツ…
光に応えるとあかりは奥へと歩いて行った。
![New Remodeling Test 53](http://megalodon.jp/get_contents/57277296)
プラント最深部。
部屋の中心には巨大な発光する球体が天井と床に存在する装置に挟まれて鎮座していた。
その球体こそがこの建造物の所有者にして「アイズ」達の主、「アイ」である。
その目前、アイが見下ろす先には何人もの改造された女性達−アイズが並んでおり、
彼女らの一歩前、アイの膝元には改造されたあかりが立っていた。
ボゥ…
アイが淡い光を放った。
【答えよ。そは何ぞ?】
ポゥ…
『…………。
(はい…わたしは素体番号ex001…。
試作型改造システム…"New Remodeling Test"、
自発型素体改造プロセスによって改造されし者…。
わたしはみんな…みんなはわたし…。)』
![New Remodeling Test 54](http://megalodon.jp/get_contents/57277297)
アイの問いにあかりが発光体を光らせて答えると、
アイからあかりの額の発光体目掛けて光が放たれた。
ピィィィ…
【新規試作素体…了承。
プログラム入力…任務設定。
この地上の全ての人類をアイズとせよ…。】
ズズズズズ…
アイがプログラムを送ると、
額と耳の発光体から黒いラバー状の物が顔に広がり、
青色で縁取られたマスクを形成した。
ポゥ…
『…………。
(プログラム受諾…アイズex001起動…。
わたしはアイの一部…、
わたしはアイズ…アイズはわたし…。
わたしの全てはアイの為に…。)』
![New Remodeling Test 55](http://megalodon.jp/get_contents/57277298)
バッ!
アイズとして起動したあかり−アイズex001が右手を上げた。
それに続いて並んでいるアイズ達も一斉に右手を上げた。
それはアイズex001がアイズの一員として認められた事を示していた…。
− New Remodeling Test -I's Plant Another Story- 終 −
…はい、と言う訳で。
以上を持ちまして『New Remodeling Test -I's Plant Another Story-』は終了となります。
皆様最後までご覧下さりありがとうございました。
初めはキャラ再現の為のパーツ作成から始まったこの計画、
あれよあれよと手が進んで二次創作SSを作るまでに至ってしまいましたw
まあそれだけわぶき様の『アイズ・プラント −洗脳工場−』が素晴らしかった訳で…♪
過程スキーなうちにとっては本当に魅力的な内容だったので、
二次創作SSでもその過程を再現しようとした訳ですが…。
それをやるとどうしてもストーリーが原作のもろパクリになってしまうんですよね。
それで「どうしたものか…;」と頭を悩ませながらパーツを弄っていた所、
頭部パーツのマスク無しverが出来て「これは使える!」と思い、
先に意識を支配して自ら改造を受けさせて行く…と言うストーリーを思いついた訳なのです。
もちろん最後はあえて正気に戻した上で最終調整を施し、
完全に心を屈服させると言う仕様にしましたw
個人的にはなかなか良く出来たんじゃないかと思っております。
(全ては原作が非常に良い物だったからこそですが…。)
さてそれではまた創作活動に戻る事に致します。
最近は色々あってなかなか作業がはかどらない為、
作業の進行度が牛歩状態になっております…;
ですがとにかく完成を目指す気持ちは変わりませんので、
申し訳ありませんが皆様どうか気長にお待ち下さい。
m(_ _;)m
それではまた次回の記事でお会いしましょ〜(・ω・)ノシ
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今夜でアイズ・プラント二次創作、
『New Remodeling Test -I's Plant Another Story-』は終了となります。
色々語る前にまずは続きをご覧下さい〜。
( ・ω・)っ
New Remodeling Test
-I's Plant Another Story-
(4)
ヒタヒタヒタヒタ…
薄暗い通路を歩くあかり。
その動きは一切の無駄が無く、
まるで機械仕掛けの人形が歩いているようだった。
ポウッ…
『…………。
(現在移動中…。
後30秒ほどで最終調整室へと到着致します…。)』
再び発光体による報告を行った。
もはや今のあかりは改造によって自我を失い、
口から紡ぐ言葉の代わりに発光体の光で報告を行う、
意思を持たない完全な素体へと改造されてしまっていた。
それはまさに操り人形も同然だった。
ガチャリ…
白を基調とした部屋、
壁面に発光体が立ち並ぶその空間に完全な素体となったあかりがいた。
その身体は円形の装置に固定され、
身動き一つしないその様はまるでオブジェのようにも見えた。
ポゥッ…
『…………。
(身体の固定完了…。
これより最終調整に入ります…。)』
あかりが発光体で報告した。
その時だった。
ブゥ…ン。
あかりの身体についている全ての発光体の光が消えた。
「ん…んむ…?
(あ、あれ…わ、私…?)」
瞳の色が青色に戻り光が宿ると、
正気に戻ったあかりは戸惑った。
「んっ、んんんっ!?
(な、何これ!?
何で私の身体にこんな物が!?
どうしてこんな所に拘束されているの!?)」
改造されている間の事を覚えていないあかりは、
自分の置かれている状況、
そして改造された自分の身体を見て半ばパニックを起こしていた。
するとあかりを拘束している装置から、
胸・臍・秘部・腰・アナルに取り付けられた発光体に光が浴びせられた。
ピィィィ…
「んんんんっ!!
(あくぅぅっ!!
こ、これ、ひび、響くぅっ!!
奥まで響いてジンジンするのぉっ!!
さ、触られてないのにぃっ!!)」
発光体に浴びせられた光に身悶えるあかり。
それは発光体があかりの性感帯に、
そして性器そのものとなった事を示していた。
ピィィィィィィ…
「んむっ、んむぅぅぅぅっ!!
(やめてっ、やめてぇっ!!
これ以上されたら、おかしく、おかしくなっちゃぅぅぅっ!!)」
激しい快感にあかりの瞳が虚ろになり始めると、
光を浴びせられている発光体に光が灯った。
すると首から下の発光体の周りからあかりの皮膚が変質し始めた。
ズズズズズ…
「んんっ!?
(な、何なの!?
身体が、身体が黒く…!!)」
変質は瞬く間に広がり、
あかりの身体の首から下は黒いラバー状になってしまった。
「んんん…。
(そ、そんな…私の身体がぁ…。)」
身体の変化を嘆くとさらに両腕と両脚に快感が走った。
ゾクゾクゾクゾクゾクッ!!
「〜〜〜〜〜〜っ!!!!
(あはぁぁぁぁっ!?)」
見るとあかりの両腕と両脚のラバーが黒から青に変色していた。
「んんっ、んんんんんっ!!
(もうっ、もう嫌ぁっ!!
私の、私の身体をこれ以上変えないでぇっ!!)」
泣き叫ぶあかり、
涙が流れるその目は次第に色を変え始めていた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
あかりが声にならない声を上げた。
両腕・両脚の変色部分から青いラインが、
快感を伴って上へ向かって伸びたのである。
それは胸元の発光体へ収束し、
そこから首を上って行った。
「んんんん…。
(ああああ…どんどん…わたしの身体が…、
わたしの身体じゃなくなってく…。
もう…わたし…元に戻れなくなっちゃう…。)」
あかりの心が自分が自分でなくなる絶望に支配され始めた。
その瞳は変色が終わって赤色に染まっていた。
胸元の発光体に光が灯った。
するとあかりは全てを諦めたように目を閉じた。
「んん………っ。
(もう駄目…。
身体の改造が100%完了して…、
完全に「アイ」と接続されてしまってる…。
何もかもが気持ち良すぎて…、
もう…意識を…保てない…。)」
意識が堕ちるその寸前、
あかりの脳裏に東明日香の姿が浮かんだ。
「(東さん…ごめんなさい…。
わたし…あなたを助けられなかった…。)」
ガチャッ。
あかりが心の中で謝罪すると、
あかりの頭にバイザーが被せられた。
『調整最終段階…アイズ024のケースに基づき…、
接続率の上昇を行います…。』
あかりの口から言葉が出た。
しかしそれはあかりの言葉では無く、
あかりの口を借りて発せられた言葉だった。
『あかりさん…あかりさん…。』
「ん…んん…?」
自分を呼ぶ声がしてあかりは目を覚ました。
「私を呼ぶのは誰…って、きゃっ!?」
あかりが声を上げて飛び起きた。
薄暗く紫色の光が灯る部屋の中、
あかりは全裸で横たわっていたのである。
「わ、私、何でこんな格好で…?」
あかりが戸惑っていると声を掛けられた。
「目が覚めた?あかりさん。」
「その声は…。」
声のした方を振り向くと、
そこには消息を絶ったSRPのエース、
東明日香があかりと同じく全裸で立っていた。
「あ、東さん…!?」
その姿を見た時、
あかりの脳裏に今までの記憶が蘇った。
「あ………っ。
(そうだ…私…東さんを助けようとして…、
逆に捕まって…色々改造されて…、
結局…助けられなかったんだ…。
でも…東さんはここにいる…。
前と変わらない姿で…。
そっか…これは夢ね…。
東さんを助けられなかった私の罪悪感が…、
こんな夢を見せているのね…。)」
目の前の状況をあかりは夢と認識した。
そしてあかりは謝った。
「ごめんなさい…東さん…。
私…あなたを助けられなかった…。」
「ううん、いいのよ。
これは仕方の無かった事なんだから…。
今度の敵は到底わたし達の手に負える物では無かった…。
だから助けられなくても…気に病む事じゃ無いのよ…。」
「でも…私…絶対にあなた達を助け出すって決めたのに…。」
あかりがそう言うと明日香は首を振った。
「ううん、謝らなければいけないのはわたしの方よ…。
わたし達を助け出す為にあなたに無理をさせて…、
色々と辛い目に遭わせてしまった…。
その結果…あなたの身体はわたし達と同じように改造されてしまって…。」
「東さん…ううん、明日香さん…アスカ…。」
ギュッ…
あかりが名を呼ぶと明日香が抱き締めた。
「辛かったでしょ…?
苦しかったでしょ…?
でも…もうそんな思いをする必要は無いわ…。」
「そう…なの…?」
「もう頑張らなくても良いわ…。
もうあなたもわたしも後戻りは出来ない…だから、
アカリも一緒になりましょう…?
わたし達と一緒に…。」
明日香が誘いの言葉を掛けた。
その瞳は赤く染まり、
顔には笑みを浮かべていた。
「アスカと…みんなと一緒に…。」
『そう…アカリ。
あなたもわたし達と一緒に…、
「わたし達」になるの…。』
「わたしも…『わたし達』に…。」
明日香の言葉をそのままつぶやいたあかり。
その瞳も明日香と同じように赤く染まっていた。
『さあ…一つに…アイズになりましょう…。
アイズになって…アイの為に働きましょう…。』
『うん…わたし…わたし達に…アイズになる…。
アイズになって…アイの為に…働く…。』
『ありがとう…んっ…♪』
『んむ…♪』
身も心も「アイ」に委ねたあかりの唇に明日香が唇を重ねた。
ボゥ…
あかりの額と口の発光体に光が灯った。
『最終調整完了…、
定着率…接続率…共に100%に達しました…。
状態…オールグリーン…いつでも起動出来ます…。』
あかりが報告するとバイザーが外れ、
身体の拘束も外れた。
露になった目は赤く染まり、
意思を宿さぬ人形のようになっていた。
そして表情からも一切の感情が抜け落ちていた。
『…………。
(自発型素体改造プロセス…完了致しました…。
素体番号ex001…いつでもアイズとして起動出来ます…。)』
発光体を光らせてあかりが報告した。
すると壁面の発光体からあかりの額の発光体に光が当てられた。
ピィィィ…
【素体改造完了を確認…「アイ」への対面を許可する…】
ポゥッ…
『…………。
(対面許可…了解…。
「アイ」の元へ参ります…。)』
コツ…コツ…コツ…コツ…
光に応えるとあかりは奥へと歩いて行った。
プラント最深部。
部屋の中心には巨大な発光する球体が天井と床に存在する装置に挟まれて鎮座していた。
その球体こそがこの建造物の所有者にして「アイズ」達の主、「アイ」である。
その目前、アイが見下ろす先には何人もの改造された女性達−アイズが並んでおり、
彼女らの一歩前、アイの膝元には改造されたあかりが立っていた。
ボゥ…
アイが淡い光を放った。
【答えよ。そは何ぞ?】
ポゥ…
『…………。
(はい…わたしは素体番号ex001…。
試作型改造システム…"New Remodeling Test"、
自発型素体改造プロセスによって改造されし者…。
わたしはみんな…みんなはわたし…。)』
アイの問いにあかりが発光体を光らせて答えると、
アイからあかりの額の発光体目掛けて光が放たれた。
ピィィィ…
【新規試作素体…了承。
プログラム入力…任務設定。
この地上の全ての人類をアイズとせよ…。】
ズズズズズ…
アイがプログラムを送ると、
額と耳の発光体から黒いラバー状の物が顔に広がり、
青色で縁取られたマスクを形成した。
ポゥ…
『…………。
(プログラム受諾…アイズex001起動…。
わたしはアイの一部…、
わたしはアイズ…アイズはわたし…。
わたしの全てはアイの為に…。)』
バッ!
アイズとして起動したあかり−アイズex001が右手を上げた。
それに続いて並んでいるアイズ達も一斉に右手を上げた。
それはアイズex001がアイズの一員として認められた事を示していた…。
− New Remodeling Test -I's Plant Another Story- 終 −
…はい、と言う訳で。
以上を持ちまして『New Remodeling Test -I's Plant Another Story-』は終了となります。
皆様最後までご覧下さりありがとうございました。
初めはキャラ再現の為のパーツ作成から始まったこの計画、
あれよあれよと手が進んで二次創作SSを作るまでに至ってしまいましたw
まあそれだけわぶき様の『アイズ・プラント −洗脳工場−』が素晴らしかった訳で…♪
過程スキーなうちにとっては本当に魅力的な内容だったので、
二次創作SSでもその過程を再現しようとした訳ですが…。
それをやるとどうしてもストーリーが原作のもろパクリになってしまうんですよね。
それで「どうしたものか…;」と頭を悩ませながらパーツを弄っていた所、
頭部パーツのマスク無しverが出来て「これは使える!」と思い、
先に意識を支配して自ら改造を受けさせて行く…と言うストーリーを思いついた訳なのです。
もちろん最後はあえて正気に戻した上で最終調整を施し、
完全に心を屈服させると言う仕様にしましたw
個人的にはなかなか良く出来たんじゃないかと思っております。
(全ては原作が非常に良い物だったからこそですが…。)
さてそれではまた創作活動に戻る事に致します。
最近は色々あってなかなか作業がはかどらない為、
作業の進行度が牛歩状態になっております…;
ですがとにかく完成を目指す気持ちは変わりませんので、
申し訳ありませんが皆様どうか気長にお待ち下さい。
m(_ _;)m
それではまた次回の記事でお会いしましょ〜(・ω・)ノシ
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No title
東さんに助けられなかったと謝るあかりさんに、ちょっとキュンとしましたよ。
なんか切ない。
そしてその感情すらも利用するアイズは本当に策士やでー!!
しかし、正常な思考で肉体を改造させられていくのを見せられるのは
本当に私の嗜虐心を煽りますね。
まったく誰だ、こんな話を書いたのは(ぉ
なんか切ない。
そしてその感情すらも利用するアイズは本当に策士やでー!!
しかし、正常な思考で肉体を改造させられていくのを見せられるのは
本当に私の嗜虐心を煽りますね。
まったく誰だ、こんな話を書いたのは(ぉ
No title
まさに「負の救済」による完全ドール化…まさに憎らしい位にシビアなノリですね。
しかし、実はアイズの中には他の対立組織の構成員もいたりと言うのもありかもで。
とにもかくにもなかなかの作品でした。
次回は創作活動…パーツなども楽しみにしています。
余談ですけどわぶきさんの場合、ふと「シン・ザ・キャット」のパーツも見てみたいのは贅沢でしょうか?
>フェチな能力の開発…以前の淫理面士などのように、 淫欲を強さに変える力を引き出す改造ですね。
>戦闘員全員がそんな力を持っていれば、 無敵のチームが出来そうですね〜。
同感で。そして特に能力の上がったものが怪人(もしくはワンオフデザインのヒロイン)風の姿にレベルアップとか…。
もし別の世界のあかりを俎上に上げるならレベルアップを望む彼女がそちらに志願か転属かとかになるか、
それとも「半ば強制的に」引き込まれるかと言うのもこちら敵には良いかもですね。
しかし、実はアイズの中には他の対立組織の構成員もいたりと言うのもありかもで。
とにもかくにもなかなかの作品でした。
次回は創作活動…パーツなども楽しみにしています。
余談ですけどわぶきさんの場合、ふと「シン・ザ・キャット」のパーツも見てみたいのは贅沢でしょうか?
>フェチな能力の開発…以前の淫理面士などのように、 淫欲を強さに変える力を引き出す改造ですね。
>戦闘員全員がそんな力を持っていれば、 無敵のチームが出来そうですね〜。
同感で。そして特に能力の上がったものが怪人(もしくはワンオフデザインのヒロイン)風の姿にレベルアップとか…。
もし別の世界のあかりを俎上に上げるならレベルアップを望む彼女がそちらに志願か転属かとかになるか、
それとも「半ば強制的に」引き込まれるかと言うのもこちら敵には良いかもですね。
No title
>アクノス所長様
あかりは誠実な娘ですから、
現実でなくてもきちんと謝罪するのです。
そう言った感情をも利用してしまうのが、
明日香さんをアイズ024にしてしまったアイの恐ろしい所…w
思考は正気のまま、
身体が改造されて行く様を見せ付けられて屈服させられるのって良いですよね〜w
本当に誰でしょうねぇこんな話を書いたのは(・∀・三・∀・)キョロキョロ
>カギヤッコ様
ありがとうございます〜。
原作が素体の感情をも利用していたので、
こちらでも利用させてもらいましたw
無差別拉致改造を始めるようになると、
デス・メタモルのメタモリアンも何人かは巻き込まれているでしょうね〜。
おそらく普通のメタモリアンではアイズには敵わないでしょうし。
(一対多的な意味で。)
シン・ザ・キャット…まあ彼女だけに限らず、
実はわぶき様のシリーズのキャラは全員再現してみたいとか思っておりますw
(ブラスターエンジェル、シン・ザ・キャット、ディルダリア、インディス、プシィキャット。)
いずれ機会があれば手をつけてみたいですねw
戦闘員の中で秀でた者がバージョンアップ…それも良いですねぇw
あかりは仲間思いなので志願…は無いでしょうねぇ。
転属(半ば強制的)ならあるでしょうが。
過激派組織が上部に圧力をかけ(両組織とも運営をしている遥か上部の組織は同じ(政府の一機関だったりとか))、
あかりにカバードレンジャーから過激派組織への転属を命じる…とか。
そして転属したあかりはメディカルチェックと称して改造装置に入れられ、
自我を持たない戦闘員にされてしまう…と言った感じに。
ああそう言うストーリーも凄く面白そうw
あかりは誠実な娘ですから、
現実でなくてもきちんと謝罪するのです。
そう言った感情をも利用してしまうのが、
明日香さんをアイズ024にしてしまったアイの恐ろしい所…w
思考は正気のまま、
身体が改造されて行く様を見せ付けられて屈服させられるのって良いですよね〜w
本当に誰でしょうねぇこんな話を書いたのは(・∀・三・∀・)キョロキョロ
>カギヤッコ様
ありがとうございます〜。
原作が素体の感情をも利用していたので、
こちらでも利用させてもらいましたw
無差別拉致改造を始めるようになると、
デス・メタモルのメタモリアンも何人かは巻き込まれているでしょうね〜。
おそらく普通のメタモリアンではアイズには敵わないでしょうし。
(一対多的な意味で。)
シン・ザ・キャット…まあ彼女だけに限らず、
実はわぶき様のシリーズのキャラは全員再現してみたいとか思っておりますw
(ブラスターエンジェル、シン・ザ・キャット、ディルダリア、インディス、プシィキャット。)
いずれ機会があれば手をつけてみたいですねw
戦闘員の中で秀でた者がバージョンアップ…それも良いですねぇw
あかりは仲間思いなので志願…は無いでしょうねぇ。
転属(半ば強制的)ならあるでしょうが。
過激派組織が上部に圧力をかけ(両組織とも運営をしている遥か上部の組織は同じ(政府の一機関だったりとか))、
あかりにカバードレンジャーから過激派組織への転属を命じる…とか。
そして転属したあかりはメディカルチェックと称して改造装置に入れられ、
自我を持たない戦闘員にされてしまう…と言った感じに。
ああそう言うストーリーも凄く面白そうw